2022年9月
2022.09.14
先月に引き続き、今月も太陽光発電についてお伝えしたいと思います。
こんにちは。三協建設 堀内です。
太陽光発電の電気を売っても
損する価格でしか売電できないとなると
これからは、太陽光発電を設置するのなら、
自家消費をどうやって行うのか?という視点になってくると思います。
そこで、蓄電池・・という話題になってくるかと思うのですが、
まず、蓄電池とは、
充電して電気を貯めておくことができ、
必要な時に電気機器に電気を供給することができるものです。
導入のメリットとして挙げられることが多いのは
自家発電に活用できる点と、
災害時に非常用電源として活用できる点だと思います。
では、蓄電池を勧めるのか?と聞かれた時の
私の答えは「現時点の蓄電池で考えると
積極的にはオススメしない」となります。
なぜなのか?を順にお伝えしたいと思います。
まず、家庭用の蓄電池は「リチウムイオン蓄電池」が主流です。
日常の生活に身近なスマートフォンやタブレット端末をはじめ、
モバイルルーター、モバイルバッテリーといった機器にも
リチウムイオン電池が使用されています。
しかし、飛行機に搭乗する際、リチウムイオン電池は
手荷物預入にすることができないですよね。
近年、電車内などで、
カバンに入れていたモバイルバッテリー等からの発煙、
発火といった事故がしばしば報道され、
それらは機器に内蔵されたリチウムイオン電池が出火元とされています。
リチウムイオン電池が劣化すると電解質が酸化し、ガスが発生し
これにより、バッテリー内部が膨張してしまいます。
膨張するだけでは発火や爆発の危険性は低いですが、
落としたりぶつけたりと衝撃が加わることで事故につながってしまうようです。
そういった危険性があるものが使われているという点を
よく考える必要があるように思います。
現在の家庭用蓄電池の寿命の目安は15年~20年と言われています。
劣化するものであるという点を考慮した上で
使用量と寿命から現在の価格を見てみると、
購入価格をペイできるのかどうか・・ということが、
一概には言えないように思うからです。
もちろん、蓄電池もどんどん進化していっていますので
近い将来に安全性がさらに高く、高性能で、低価格になったものも
出てくるとは思いますが、今、そこまで焦って導入するタイミングでは
ないのではないかな・・というのが個人的な見解となります。
自家消費するために蓄電池以外の選択肢もあるということを
知っておいていただきたいです。
例えば、普段使っている電気自動車を使うという方法もあります。
V2Hという言葉を耳にしたことはあるでしょうか?
「Vehicle to Home」(車から家へ)の略で、
電気自動車やハイブリッド車と家を繋ぐことで、
電気自動車に蓄えられた電力を、家庭用に有効活用することができます。
ただこれもケースバイケースで
自動車の使用頻度や、ライフスタイルによっては
合わない場合もあるかと思います。
太陽光が発電できる時間帯は日中の太陽が出ているときになるので、
仕事などで日中ほとんど電気自動車を家に置けない方は、
ソーラーパネルで発電した電気を車に充電できないため、
あまり経済的メリットがない状態になってしまいます。
その他には、給湯システムで昼間の太陽光発電の余剰電力を
お湯として夜間に利用するという方法もあります。
電気そのものを蓄えておくのではなく、
給湯システムで昼間に前倒しで沸き上げて
夜間分のお湯として利用するわけです。
このように、日々新しい技術や商品が出てきています。
「太陽光発電、蓄電池をつけませんか?」という
勧誘の電話などにより、不安になられたり、
導入を検討される際は、今一度ご自身のライフスタイルと
合致しているのか?費用対効果はどうなのか?という点も含めて
お気軽にご相談いただければと思います。
では、また。