2022年8月
2022.08.16
「太陽光発電、蓄電池をつけませんか?」という
勧誘の電話などが増えているように思います。
実際に「太陽光の勧誘があったから・・」とご相談を受けることがあります。
そこで今回からは、太陽光発電についてお伝えしたいと思います。
こんにちは、三協建設 堀内です。
まず、家づくりにあたって
「太陽光発電はつけた方がいいの?つけない方がいいの?」
という質問をよく受けます。
今、現在の私の個人的な見解としては
「太陽光発電をつけることを優先して、住みにくい家になってしまったり、
住宅自体の性能を下げた家を建ててしまっては本末転倒です。
まずは『変えられない部分』からお金をかけていくことを優先すべきです。」
とお伝えさせて頂いております。
(おそらく、三協建設で家を建てていただいた皆さんに対しても
私は過去に同じような話をしているかと思います。)
と、いうことで、家づくりの際には
積極的に【太陽光発電ありき】での話はしていません。
しかし、予算の範囲の中でやれる余裕があるのであれば、
太陽光発電をつけるという選択肢はあってもよいと思います。
日本は2020年10月に2050年カーボンニュートラル宣言を行い、
2021年4月には2030年度に2013年度比で温室効果ガス46%削減を目指すこと、
さらに50%に向けて挑戦を続けていくことを表明しましたし、
2021年5月には改正地球温暖化対策推進法が成立し、
「2050年までの脱炭素社会の実現」が基本理念として法律に位置付けられました。
こういった流れの中でも、国が太陽光発電を推進していきたい
という動きがあるのは事実です。
国による太陽光発電の推進の方法を、過去から順に見てみましょう。
住宅用太陽光発電システム自体への補助金制度は
1994年度にスタートしています。
しかし、補助金が出るとはいえ、やはり当時は
今よりも高額だったため、普及はなかなか進まなかったようです。
2009年に「余剰電力買取制度」という売電制度がスタートしました。
家庭で使いきれなかった電気を電力会社に売ることで、
再生可能エネルギーの普及率が上がることを目的としたのが始まりです。
そして有名なのが、2012年からスタートした「固定価格買取制度」(通称FIT法)です。
これは発電した電気を、一定期間一定価格で電力会社が買い取ることを
国が約束する制度で、住宅用太陽光発電の場合は設置後10年間という期間です。
固定買取価格は、設置した人に利益が出るよう算出した数字が設定されたため
投資目的などでも、太陽光発電を設置する人が増えてきました。
この時の売電価格は1kWhあたり42円でした。
(2022年現在の売電価格は1kWhあたり17円です。)※10kW未満
売電費用は電力会社が直接負担していると思われがちですが、
実は固定買取期間中の10年間は、「再生可能エネルギー発電促進賦課金」
(再エネ発電促進賦課金)という名目で各世帯から回収した料金が
売電費用として支払われています。
※2022年6月のsankyo letterで、電気料金の見方をお伝えしましたので
よろしければこちらから↑、私たちが支払っている「再エネ発電促進賦課金」の
確認方法をご覧ください
再エネ発電促進賦課金は毎月の電気使用量を計算した上で、
各世帯に合わせた金額を回収するシステムとなっていて、
この回収した分を電力会社でまとめ、
売電費用として太陽光発電を設置した世帯に分配しているため、
FIT法適用中の10年は高額な売電収入が可能になるという仕組みだったんです。
固定買取期間終了後は、売電された電気を高額で買い取るばかりだと、
電力会社の損失が増える一方なので、売電価格を引き下げるわけです。
FIT法期間終了後は、電力会社と新たに買取契約を結ぶことになり
売電価格はおおむね8円/kWh程度です。
売っても損する価格、メンテナンス費用もかかる・・となると
これからは、太陽光発電を設置するのなら、
自家消費をどうやってするのか?という視点になってくると思います。
そこで、蓄電池・・という話題になってくるかと思うのですが、
これについては私なりの見解がありますので、
それを次回お伝えしたいと思います。
では、また。