2024年1月
2024.01.12
こんにちは!三協建設 堀内です。
本年もよろしくお願いいたします。
さて、過去にもお伝えしている通り、
暖房にかかる電気代を節約するには、
大前提として温かさが家の外へ
逃げていきにくいことが大切です。
みなさんがお住まいのお家は、
高気密・高断熱住宅ですので、魔法ビンのように
温かさを外へ逃がしにくいつくりとなっています。
そして、冷えた空気の温度を上げる時に
一番電気代がかかることから、
常に温かい空気が循環しているように、
エアコンをつけたり切ったりするのではなく
できる限り、つけたままにしておくことを
おススメしています。
・・・とは言っても、エアコンをつけたままというと、
ものすごく電気代がかかってしまうのではないか?!
と思われると思います。
今回は、弊社モデルハウスを例に実際の電気料金を見ながら
各ご家庭での電気料金の考え方をお伝えしたいと思います。
まずエアコンの消費電力を確認してみましょう。
こちらは実際に弊社モデルハウスのリビングに
設置してあるエアコンです。
エアコンの下部又は、側面などにこのように
エアコンの情報が記載されていますので
ご家庭に設置されているエアコンの情報を
確認してみてください。
その中を読み解いていきましょう。
「定格能力」というのは、その機器がMAXで出せる
最大の力ということですね。
エアコンを動かし始めて
冷え切った部屋を一気に暖め始める時に
このエアコンは最大で10.6kWの力を発揮できるともいえます。
仮に10kWの力で1時間動かしたとしたら、
1kWhあたり25円とすると、1時間で250円かかることになりますね。
(もちろん、実際には出力量は調整されるので
最大の力で稼働し続けることはないとは思いますが・・)
上記をふまえて、こちらは弊社モデルハウスの
一日の電気使用量のグラフです。
使っているのは、エアコン、照明、PC等の電源などですが
一日を通してほぼ一定の電力消費となっています。
1kWhあたり25円とすると0.5kWhだと、
1時間で12.5円くらいでしょうか。
エアコンは24時間つけたままにしてあるため、
冷え切った部屋を一気に暖める必要がありません。
一番電力を消費するのは、使い始めですから
エアコンをつけたり切ったりするより
つけたままをおススメしているのはこのためです。
では、早朝4時~6時頃の電力消費の山は
一体何なのでしょうか?
実はこれはエコキュート、
つまり「給湯」のための電力消費なのです。
エコキュートは夜間電力を使ってお湯を沸かすため、
この夜間に作ったお湯を翌日使う形になります。
夏場は昼間の気温が高いため、
沸かしたお湯は翌日の夜使う時にも
温度は下がりにくいのですが、
冬場は昼間も気温が低いので、
お湯の温度も下がってしまいやすくなります。
よって、お湯を使うときにも再加熱のための
電力を消費することになります。
モデルハウスではお風呂は沸かしていないですし、
お湯の消費量も少ないのですが
ご家庭では、さらにこの給湯に関する電力消費が
多いのではないでしょうか。
ご家庭のライフスタイルによって
電力消費の傾向は異なってくると思います。
電気会社さんが出している
電気使用量の詳細情報をご覧いただくと、
ご家庭の電力使用の傾向がつかめるのでは
ないでしょうか。
中部電力ミライズの場合ですと
こちらからご覧いただけるようです。
(外部サイト:中部電力ミライズ カテエネ)
まずは、ご家庭の電力使用の傾向を
知ることから始めてみましょう。
では、また。