家づくりは、まず平屋から?
2022.11.14お金・設計・仕様
家づくりといえば、最初からまず2階建てありきで
検討される方が多いのではないでしょうか。
こんにちは。シンプルノート熱田/一宮スタジオ 堀内です。
では仮に、平屋と2階建てと3階建ての3つを比較した時、
どの建物が外部からかかる力に一番強いのでしょうか?
もちろん、この答えは平屋です。
重心が低くなればなるほど、
強風や重量車両による振動の影響を受けにくいし、
地震が起こった時も一番揺れにくいからです。
ですので、より地震に強い家をつくるためにも、
出来るだけ1階を大きくつくり、
重心を低くすることをオススメしています。
つまり、平屋に出来るなら平屋にした方がいいし、
平屋が無理な場合は、出来るだけ1階を大きくし、
2階の割合を減らした方がいいというわけですね。
しかし、多くの方が、
「平屋は高い」というイメージや、
「平屋を建てようと思うとかなり広い土地が必要だ」
というイメージを持ってしまっているため、
平屋を検討することなく、
当たり前のように最初から2階建ての家を計画します。
(平屋を建てることが出来る土地であるにもかかわらず・・・です)
例えば、約50坪(11m×15m=165㎡)の広さの土地であれば、
2台の車を停めながら、30坪未満の平屋を建てることが出来ます。
(建ぺい率が60%以下であればその数値に準じます)
仮にあなたが必要な駐車場の台数が2台でいいとしたら、
採光面と居住空間に問題がない限りは、
平屋を提案させていただくようになるのですが、
では、この場合一体どんなのお家になるのでしょうか?
『家は最低でも30坪はないといけない』
という思い込みをお持ちの方が多くいますが、
実際は、総施工面積が30坪に満たなくても、
以下の要素を全て備えた住まいをつくることが出来るのです。
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リビングダイニングを見渡すことが出来る
対面式のキッチンに、
4〜6人掛けのダイニングテーブルと
3人掛けのソファーを置くことが出来る
ゆったりとしたリビングダイニングキッチン。
靴以外の趣味やアウトドア用品なども収納出来る
ゆったりとした土間収納と、
冷蔵庫や家電だけでなく
食品ストックから書類、生活用品に至るまでの
全てを収納出来るキッチン背面の
大きなパントリー収納。
雨の日や花粉の飛散が多い時に便利な、
洗濯物を室内干し出来る、
ゆったりとした脱衣室と、
脱衣室とは別につくる洗面室。
ダブルベッドを2つ並べて置くことが出来る寝室と、
衣類・布団・生活用品が全て収納出来る
ゆったりとしたウォークインクローゼット。
シングルベッドと勉強机を
並べて置くことが出来る子ども部屋。
最短の家事動線を実現し、
快適さに必要なプライバシーを担保しつつも、
家全体にまんべんなく光を届ける役割を担う中庭。
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たとえ、総施工面積が30坪なくても、
これらの要素を全て満たした
あなたとご家族がいつまでも、
ストレスなく暮らし続けることが出来る
明るく開放的で、かつ住みやすい家を
つくることが出来ます。
しかも、一般的な2階建て住宅と
同じぐらいの価格か、
あるいは、より価格を抑えながらです。
敷地いっぱいに家を建てている分、
庭の工事費用も抑えることも出来ますしね。
そんなに広い土地じゃなくても、
またそんなに高いお金を払わなくても、
住み心地に優れた平屋の家を建てることは出来るということを
頭の片隅に置いていただき、
家の基本はまずは平屋から考えていっていただければと思います。
では、また。