収納は多ければ多いほどいいの?-後編
2022.10.3お金・設計・仕様
先日開催した三協建設プチイベント
「毎日が楽になる!片づけタイプ別収納のコツ」では
ご参加いただいた方がとても熱心にメモをとられるお姿が印象的でした。
きっと、ご参加いただいた方以外にも、多くの方が
片づけや収納について困ったり、悩んだりして、
考え、工夫しているということなのですよね。
こんにちは。シンプルノート熱田/一宮スタジオ 堀内です。
前回、お伝えした「1階の収納不足」は、
きっと多くの方が感じている要因の一つだと思われます。
これから家づくりをされるあなたに
そんな収納についての後悔をしていただかないためには
・コストを抑えつつ
・あなたの予算内で
出来る限り1階に収納がとれる工夫が必要となります。
SIMPLE NOTE(シンプルノート)の家づくりにおいて
それを実現するために取り入れている
いくつかのポイントをお伝えしたいと思います。
✔キッチン周りにたっぷり収納を作る。
キッチンの周辺に見渡しやすい収納をプランすることで
お米や食料品、食器などはもちろん、
その他の生活用品なども収納しておくことが出来るようになります。
日常生活に必要なモノを、一カ所にまとめながらも、
奥の方に何を入れたか分からなくなってしまうような収納ではなく
一目で見渡せるように置いておけるようにすれば、
食料品や生活用品の在庫状況が確認しやすくなり、
余分なモノを購入することによる無駄な出費も防げます。
片付けや掃除もしやすくなり、維持管理がラクになります。
✔子ども部屋を1階に作る。
広く普及している一般的な住宅会社の間取りがそうであるせいか、
「子ども部屋は2階に作るものだ」という先入観を持っていませんか?
子ども部屋を1階に作ることによって
お子さんが小さいときから、
子ども部屋をフル活用することが出来ます。
絵本やおもちゃ置き場として。
プレイマットを置いて、子どもたちの遊ぶスペースとして。
子ども服の置き場として。
ピアノ置き場として。
学校用品置き場として。
おじいちゃんおばあちゃんが泊まりに来たときの客間として。
このように設計するだけで、
リビングがスッキリきれいに保ちやすくなります。
また、子どもたちは親御さんの気配が感じられるところで遊べるし、
親御さんも、子どもが目が届くところで遊んでくれるようになるので、
どちらから見ても安心です。
また、もし将来、お子さんが家を出て行った後も
1階の部屋なら、どんな用途にも使いやすいですよね。
階段を上がらなくてよいので
老後の自分たちの部屋としても使えますし、
大きな収納としても使い勝手がいいです。
そして、一番大切なのは・・・
✔必要最小限の面積になるように工夫する。
1階が広くなればなるほど、それに伴ってコストは上昇します。
ですから、コストをアップさせないための工夫が必要になります。
この工夫をしないまま、先程までの全ての要素を取り入れたとしたら、
暮らしやすいのは間違いないですが、
かなりコストが高くなり、住宅ローン返済や
後の生活に支障が出てくることになりかねません・・・
肝心なのは「コストアップさせずに」
先程の要素を取り入れるようにすることなのです!
家を建てた後も、今まで以上に豊かな暮らしをしていくためには、
予算を遵守することが必要不可欠です。
もちろん、ここでいう予算というのは、
根拠をもった「生涯において使ってもよい住宅予算」のことです。
収納で後悔しない、というだけでなく
家づくりで後悔しないために、
これらのポイントをぜひチェックしてみてくださいね。
では、また。