三協建設株式会社

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新築住宅の1年目

2022.9.2
お金・設計・仕様

お客様の1年・2年点検に行き、

久しぶりにお会いしたお客様から

実際に暮らしてみてのご感想を

直接お聞きするのは、なによりの幸せです。

こんにちは。三協建設 堀内です。

さて、今回は

新築住宅に住み始めて1~2年目あたりに

よくあることについてお伝えしたいと思います。

 

「家は建てたら終わりではありません。

住み始めてからも、色々なメンテナンスが必要です。」

と、お伝えしているのですが、

この1年点検もその一つとなります。

 

例えば、住み始めて1~2年目に

「あれ?クロスがちょっとしわになっている気がする・・・」

「なんだか、扉の開け閉めが調子悪い気がする・・・」

こういったお声をよくおききします。

 

これには理由があります。

 

木造住宅において

家を構成しているものの中心は

柱=つまり木ですよね。

 

木は湿気を吸ったり、吐いたりと

呼吸をしています。

 

湿気が多いと膨張し、

乾燥すると収縮します。

 

そして、新築後数年は

その度合いが大きいといわれているのです。

 

今まで木として生きていたのに、

切られて木材となり、

「あなたは今日から家ですよ」

と言われても、

「え?そうなの?俺って家なの?!」

みたいな心境なのでしょうか(笑)

 

何年かかけて「俺は家なのか!!」と

馴染んでくれるのを待つこととなります。

 

そして、もう一つの要素があります。

建物って実は常に揺れているんです。

大きな地震がこなくても、

人が感じない程わずかな微振動もあります。

 

そして、あまり気にされないかもしれませんが

建物は風の力も受けているのです。

 

(建築基準法で想定される風の強さは、

地域により最大風速30~46m/秒の範囲で定められています。

名古屋市の場合だと、区分(三)になるので風速34m/秒です。

木造建築物の構造設計の際には、

地震と風圧力に対する検討を行うわけなのですが、

2階建てぐらいの建物高さの場合には、

地震に対してよりも風の圧力に対してのほうが、

必要とされる強度が高くなることも多いそうです。

つまり、SIMPLE NOTE(シンプルノート)での

提案の一つ、平屋は

風圧力を受ける面積を減らした設計ともいえるので

強い構造となるための要素の一つということも言えるのです)

 

話が横道にそれましたが・・・

 

つまり「木材の収縮」「建物の揺れ」などの要素により、

「あれ?クロスがちょっとしわになっている気がする・・・」

「なんだか、扉の開け閉めが調子悪い気がする・・・」

という現象は起きているのです。

 

また、クロスのつなぎ目が

開いてくる・・・という現象には、

換気も大きな影響を与えています。

 

室内の湿気による結露も

原因の一つとなるのです。

 

例えば、24時間換気を

「電気代がもったいないから・・」と

たまに切ってしまっている方がいらっしゃいますが、

換気をきちんとしている家としていない家では、

クロスの状態も全く違います。

 

24時間換気は、切らないでくださいね!

 

扉については、

近年はメーカーで製造された

既成の建具を使用することが多いのですが、

これには開け閉めの調整ができるように

調節ネジがついています。

 

新築ということは

新品ですよね!

新品は、この調節ネジに差されている

油が多い状態なので

開け閉めしているうちに

ゆるむことが多いのも原因の一つかもしれません。

 

1年点検では、こういったことをチェックした上で、

メンテナンスをしたいですね。

 

繰り返しにはなりますが、

家は建てたら終わりではありません。

定期的にメンテナンスをしながら

長く安心して暮らしていただきたいです。

では、また。

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