ライフプランシミュレーションはやったことあるけど・・・?
2022.8.26お金・設計・仕様
家づくりで一番最初にやらなければいけないことは
住宅展示場をまわることでもなく、
土地を見に行くことでもなく、
「資金計画」だということをいつもお伝えしています。
まずは、ライフプランシミュレーションをして
『生涯においてつかってもよい住宅予算』を
把握することが大切だとお伝えしているのですが・・・。
こんにちは。三協建設 堀内です。
このライフプランシミュレーション、
実は「今までにやったことがある」という方も
多いのではないでしょうか。
保険会社さんや、中には住宅会社さんでも
実施しているところもあると思います。
「私は、やったことがあるから大丈夫。」
そんな風に思っている、あなた。
✔そのライフプランシミュレーションは
どの程度、具体的に実施しましたか?
「将来の年収はよくわからないから
イメージがわかないな・・・」
「うちの支出なんて細かく覚えていないから
一般的にこのくらいと言われる金額で計算してもらおう・・・」
ライフプランシミュレーションはいわば電卓のようなものです。
あなたが入力する数字によって、
算出される結果は全く異なってきます。
なんとなく・・の数字を入力すれば、なんとなく・・の結果が出ます。
その結果をあなたはどの程度、参考にしようと思うでしょうか。
✔そのライフプランシミュレーションの内容を
今、覚えていますか?
✔そのライフプランシミュレーションの内容と現状に
ズレは生じていませんか?
結果だけを見て、
「大丈夫と言われたから、大丈夫なんだろう」と
思っていませんか?
どういった根拠でその内容が算出されたのか
理解していましたか?
人生の三大支出と言われている
・住宅費
・教育費
・老後費
この3つは、まったく意味の違う支出です。
住宅費は、言い換えるなら住宅ローン、
つまり長期にわたる借金返済です。
夢のマイホーム、せっかくだから・・と
あれもこれもと付け加えるほどに、借金は膨らんでいきます。
教育費は、お子さんへの投資です。
お子さんがこれからの厳しい時代を生き抜くために、
豊かな人生を歩んで欲しいという希望を込めての先行投資なのです。
老後費は、あなた自身が豊かな老後を過ごすための積立です。
そして、老後にお子さんに負担をかけないための防衛線でもあるのです。
ライフプランシミュレーションって本来は
保険を買わせるためのものでも
安心材料を与えて、家を買わせるためのものでもないのです。
あなたのこれから先の人生のお金について
見える化することによって、
あなた自身がこれから先の人生の
戦略を考えるためのツールなのです。
そのツールをどう活かすか?は、あなた次第なのです。
もし、過去にライフプランシミュレーションを実施したことが
ある方は、その結果が手元に残っていればぜひ見直してみてください。
その内容をあなた自身が分かっていなければ、
やっていないのと同じことです。
ライフプランシミュレーションはやって終わりではなく
あなたが自分自身で内容を把握し、
戦略を立て実行していけるようになることが大切なのです。
自身のライフプランについて把握し、戦略を立て、実行すること。
これは、あなた以外の誰にも代わって行うことができません。
あなたの人生の舵をとるのは、
保険会社の担当者でも、
住宅会社の担当者でもなく
あなた自身なのですから。
では、また。