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蒸し暑い愛知県で、夏を快適に暮らすための家づくり

2022.7.25
お金・設計・仕様

私たちが住むこの愛知県を含む、東海地方の夏は、

じめじめとした空気が体にまとわりつくような暑さがありますよね。

みなさん、いかがお過ごしでしょうか?

こんにちは。三協建設 堀内です。

エアコンで家の温度調節をされる方も多いと思います。

熱中症にも気をつけなくてはいけない季節ですよね。

 

熱中症というと、真夏の暑い日に屋外で起こるような

イメージじゃないですか?

でも、実は熱中症が起こりやすいのは、

太陽が照りつける暑い日だけとは限りません。

熱中症というと、気温のみに気を取られがちですが、

湿度が高いときも注意が必要なのです。

 

とくに梅雨で湿度が高い上に、急に暑くなった時とか、

真夏日が続くような時などは、熱中症になる方が一気に増えてしまうようです。

気温がそれほど高くなくても、湿度が高いときにも熱中症は発生するそうです。

 

こうした多湿の時期に気をつけなければならないのが、

空気がこもりやすい室内での熱中症なんです。

まず、お部屋の温度・湿度をチェックしてみてください。

意外と湿度が高いと思います。

 

湿度が高いと、汗が蒸発せずに体に熱がこもりやすくなります。

それによって体温が下がりにくくなる傾向があるようです。

すると体内の水分や塩分のバランスが崩れ、

めまいやけいれんなど様々な熱中症の症状が起こってしまうということのようです。

 

この季節は、扇風機で風通しをよくしたり、

エアコンの除湿で湿度をコントロールすることが大事なんですね。

 

また、最高気温が30℃を超える日中や、

夜間の温度が最低25℃以上になる熱帯夜の時期になると、

熱中症の死亡率があがるという報告もあるようなので、

どんどん暑くなっていくこれからの時期は十分な注意が必要ですよね。

 

WBGT(暑さ指数)って聞いたことありますか?

①湿度、 ②日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、 ③気温の3つを取り入れた指標で、

単位は気温と同じ摂氏度(℃)で示されますが、その値は気温とは異なります。

WBGT(暑さ指数)が28℃(厳重警戒)を超えると、

一気に熱中症患者が増えることが分かっているそうです。

詳しくは環境省の熱中症予防サイトをみてみてくださいね。

http://www.wbgt.env.go.jp/wbgt.php

 

私たちが住むこの愛知県が蒸し暑い地域だということは

住んでいて十分に分かっているのですから、

家を建てる時にはそれを踏まえた上で

室内環境を考える必要があります。

 

建てる家の断熱性や気密性、換気方法によっては

ジメジメした空気をエアコンをフル稼働で除湿し続けなくては

快適に過ごせない家になることもありうるのです。

 

逆に、断熱性能や気密性能、そして換気性能といった

家の性能を上げることによって家の中が一定の温度に

保たれると、エアコンをフル稼働しなくても少ない力で

快適に過ごせるということなのです。

 

気密性能が高いと、息苦しいんじゃないか?というような

イメージを持たれることもあるんですが、

むしろ逆で、計画的な換気を行うには

気密が非常に重要なのです。

例えばストローでジュースを飲むとして、

穴がたくさんあいているストローではジュースは飲めませんよね。

穴のあいていないストローを使うことによって

効率良くジュースが飲めるように、

家の気密性能と換気性能は密接に関わっているのです。

 

以前、換気システムのメーカーさんの体験施設で

それぞれ換気方法が違う空間を体験したことがあります。

部屋ごとに換気方法を変えて

比較できるようになっていたのですが、

それぞれの部屋の温度、湿度、

なによりも臭いの違いに驚きました。

でも比べることなく、どれか一つの部屋にずっといれば、

そこが当たり前だと思うようになるのです。

 

換気の量や質って、目でみて分かるものではないので

華やかなものではないんですけど、

実際に体験して比較してみると、分かりやすいんですよね。

 

今は、温度と湿度をコントロールしながら

外の新鮮な空気を取り入れる換気システムもあります。

 

もちろん、予算とのバランスによって

どの程度のグレードの換気システムを導入するのかは

一概には言えませんが、

家が心地よい場所であるためには

あなたが健康でいられる家であるためには

建てた「後」、暮らしていくことをより具体的に

イメージしておくことが大切ではないでしょうか。

 

室内環境と健康は密接に関わっていますから。

 

では、また。

 

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