広い土地を買って2階建ての家を建てる?
2022.7.11お金・設計・仕様
売られている土地面積の多くが
100坪ぐらいあるような場所なら仕方ないかもしれませんが、
我々が住む愛知県一宮市や名古屋市近辺においては
そんな大きな土地はなかなか売られていませんよね。
となると、出来るだけ土地面積は小さい方がよいかもしれません。
思い描く理想の「庭」と、
予算内で実現可能な「庭」との間に
大きなギャップが生まれ、その調整に頭を悩ませることになるからです。
こんにちは。シンプルノート熱田/一宮スタジオ 堀内です。
今回お伝えしたいのは、
「庭」は想像以上に工事費用が高いということです。
これはリフォーム工事でもよくあることなのですが、
なんとなくこれくらいだろう・・と
あなたがぼんやりと思っていた金額の
2倍ぐらいになることが多かったりします。
ですので、注意していただきたい点が2点あります。
まず1つ目が、
冒頭でもお伝えしたように
出来るだけ土地は小さくしておいた方がいいということです。
まず資金計画にて、引き算により土地の予算を具体的に試算し、
自分達がどんな家を建てたいかを確認した上で
土地探しをすることをおススメします。
これにより、建てたい家にフィットする
土地を買いやすくなるからです。
無駄に土地を余らせたら、
その維持管理も大変になりますから。
そして、これをクリアした上で
2つ目にやるべきことが、
土地に無駄な余白をつくらないように
家の設計をするということです。
具体的な例を挙げるなら、
「平屋が建てられるのに、
わざわざ2階建てを建てない」
ということですね。
住みやすさや使いやすさ、
そして居心地の良さといった
機能面においても、
また耐震性や耐久性や温熱環境といった
性能面においても、平屋に軍配が上がるのですから
あえて2階建てを建てる理由がなければ
平屋にするのが自然と言った方がよいかもしれません。
土地探しをする前に、
どんな家を建てたいかを明確にし、
それに合わせて土地選びをすれば、
自ずと無駄な余白はなくなるはずなのですが。
まずは、この2つの条件をクリアすることが、
「庭」のコストを最小化するための
大前提だということは覚えておいてください。
以上の2つをクリアしていれば
必然的に「庭」の工事面積が小さくなるので、
後はコンクリートを打つ費用と
砂利を敷く費用との差が
一体どれくらいなのかさえ
把握しておけば大丈夫です。
ここでは具体的な費用は記載しませんが、
知っておくといいのは、
コンクリートの価格は、
砂利の価格の3〜4倍だということです。
つまり、仮にコンクリートの見積もりが
60万円だったとしたら、
それを砂利に変えるとそれだけで
金額が40万円〜45万円安くなる
というわけですね。
ということで、
この相場感さえ分かっていたら、
価格の調整もしやすくなるので、
ぜひこれも参考にしながら、
土地選びをしていただければと思います。
無駄に広い土地を買って
さらにそこに2階建てを建てることは、
ものすごく非合理的である・・・ということだけは
覚えておいていただければと思います。
では、また。