防犯を考えながらの家づくり
2022.5.9お金・設計・仕様
ゴールデンウイークも終わりましたね。
みなさんは、どんな過ごし方をされましたか?
ここ2年ほどはコロナ禍にあり、旅行などを控えていた反動もあってか
多くの観光地ではたくさんの人出があったようですね!
こんにちは。三協建設 堀内です。
長期間に渡って家を不在とする時には、やはり
空き巣の心配もありますよね。
パッと見て、不在と丸わかりになるのは不用心ですから
スマート家電などを利用して、照明を点灯させたりと
色々な工夫をされている方も多いのではないでしょうか。
家をつくる立場としてお伝えするならば
家づくりの時点で、「狙われにくい家」にしておく
という考え方もあります。
具体的な一番の防犯対策は
「生活習慣を悟られないこと」です。
一昔前の突発的な侵入犯罪と違い、
現代の侵入犯罪の中心は計画的犯行ですから
公園や車の中からターゲットとする家の調査をし、
何人家族なのか、どんなタイミングで家の中が無人になるのか、
部屋の間取りがどうなっているのか、などを念入りに調べます。
犯罪者はとにかく安全に、
短時間で目的を果たしたいと考えています。
家族構成を、洗濯物や自転車の数などで確認します。
そして生活スタイルを見て、
家の中が空になる時間帯を見定めるのです。
一秒でも無駄な時間をかけないよう、
間取りを事前に把握しておく必要があります。
リビングから入り、
最短で夫婦の寝室へ・・・。
そのために建物の外観を見て、
窓の位置などから家の間取りを確認するのです。
では、家族構成や生活習慣を悟られないためには、
どんな家にしたらよいのでしょうか。
まず、家族構成を悟られないよう、
洗濯物は外から見えない場所に干すことです。
例えば中庭に洗濯物を干せば、
日当たりはよいけれど、外からは一切見えないので安心です。
そして、侵入しやすい窓を作らないことです。
いくらプロの犯罪者でも
頑丈な玄関を壊して侵入するのは簡単なことではありません。
外から見て、侵入しやすいような大きな窓が無ければ、
そもそもターゲットとすることをあきらめるでしょう。
建物の外観から
間取りが分かりにくいようにすることも必要です。
外観を見ると窓の位置や大きさ、換気口などから
どんな間取りなのか想像がつくのです。
外観に壁面を増やすことで、家が頑丈になるだけでなく、
室内の間取りが想像できないというメリットがあります。
外から見て、間取りが分からない家は、狙いづらいものなのです。
安心・安全は「当たり前」ではないということを、
侵入犯罪が起こるかもしれない・・・という可能性を
決して忘れないで、防犯という観点も加えながら
家づくりを考えていただければと思います。
では、また。