せっかく建てた家で後悔してほしくない・・
2022.4.18お金・設計・仕様
私自身、現場監督として長年にわたって
様々な家づくりに携わってまいりました。
そんな中で、SIMPLE NOTE(シンプルノート)という
家づくりを選んで、取り入れたのには理由があります。
こんにちは。三協建設 堀内です。
SIMPLE NOTE(シンプルノート)は
徳島県の設計事務所 Less is design.の代表である
平尾卓氏が設計概念を構築した家づくりです。
私自身、この平尾氏の話に
深く共感したことがキッカケです。
平尾氏が訴えている多くの問題点は
私自身が長年にわたって
現場監督として携わってきた中で
たくさん目にしてきた内容だからです。
あれこれとたくさんの住宅雑誌を見て
色々な家やモデルハウスを見て
夢のマイホームを建てる時には
ほぼ全員の人が、希望と期待のまなざしで
家を見つめていると思います。
一生に一度のことだから、
やり直しができないから、
後で後悔したくないから、と
あれも、これも・・・と
たくさんの要望を叶えたはずの夢のマイホーム。
しかし、そのマイホームを、数十年後に見つめる目は
不満や後悔が混じっている場合も多いように思うのです。
現場の人間として、
家を建てた後の方から受ける相談は
家を「建てること」と
家で「暮らしていくこと」の
ギャップによるものが多くを占めます。
ほとんどの方が
家を建てる時点では、見ていなかった部分なのです。
もしかしたら、頭のどこか片隅にはあったかもしれません。
でも、あえて見ようとはしなかった部分なのかもしれません。
建築に関わる身としては、
家を建てたらそこに住む方には
「生涯に渡って、その家で幸せに暮らしていただきたい」と
願ってやみませんし、それを願わない人間はいないとも思います。
職人さんにとっても、
持てる技術を駆使して心を込めて建てた家です。
住む方にとって
「生涯に渡って良い家となるように」
という想いを込めて建てた家です。
数十年後に
「こうするんじゃなかった・・・」と
後悔される姿なんて
出来ることなら見たくはありません。
しかし現実には、多くの方が、暮らしについての
お悩みを抱えていらっしゃいます。
例えば、
あなたが巣立った後のご実家で
お父さんやお母さんは
家への将来的な不安や負担を
感じてはいらっしゃいませんか?
その不安や悩みは
将来のあなた自身に訪れる内容かもしれません。
もし、その不安や悩みが
家を建てる前から予測できていたとしたら
悩み事になっていないことも多いように思うのです。
間取りについても。
メンテナンスについても。
コストについても。
建てる前からわかっていたなら、その時がきたとしても
「ああ、そうか」と受け止めるだけですみます。
自分が予想していなかった状態になった時に
その対応に困って、それが悩み事に変わってしまいます。
家をつくる側の人間だからこそ
経験してきたこと、みなさまから頂いたご相談を
無駄にはしたくないのです。
そういったことを思い続けている私は
だから余計に、建築家・平尾卓氏の理念に
深く共感したのかもしれません。
カッコイイだけの家づくりでも、
シンプルなだけの家づくりでもなく、
せっかく建てた家で、歳を重ねた時に
後悔してほしくない・・・
実は、そんな想いが込められた
シンプルノートの家づくりなのです。
では、また。