そこに住まいの「計画」はありますか？
2022.4.4お金・設計・仕様
いよいよ4月、新年度が始まりますね。
暮らし方に変化があった方も多いのではないでしょうか？
さて今、あなたはどんな家にお住まいですか？
「生まれ育った実家に住んでいる」
「賃貸アパートを借りて住んでいる」
「会社が用意した社宅に住んでいる」
など、様々かもしれません。
では、あらかじめ「計画」を立てた上で
今の家に住んでいる方はどのくらい、いらっしゃるでしょうか？
こんにちは。三協建設 堀内です。
例えば、実家に住んでいるという方は
「計画」を立てて決めたわけではないですよね。
たまたま生まれた家庭で、
たまたま親が決めた場所に家があって、
暮らしてきたから、そのまま住んでいる。
賃貸アパートを借りて住んでいるという方は、
自分で選んだと思われるかもしれませんね。
では、その賃貸アパートはどうやって決めましたか？
「結婚したから夫婦が一緒に暮らせる場所を探そう」
「通勤に便利な場所がいい」
「なんとなく、〇LDKくらいかな」
「いくつか見に行ってみて、新しくてキレイだし、ここが気に入った」
「家賃も毎月払えそうな金額だ」
「ここにしよう！」
このような経緯で決めた方も、多いのではないでしょうか。
そして
「子どもが生まれて、部屋が狭くなってきた」
「近所を気にせず、のびのびと子育てしたい」
「家賃をこのまま払い続けるのはもったいない気がしてきた」
などといったことから、家づくりを考え始めるのではないでしょうか。
その後は
「とりあえず住宅展示場のモデルハウスを見に行ってみよう」
「場所はなんとなく、今まで住んで馴染みのあるこのエリアがいい」
「紹介された土地がなんだかよさそうだから、ここにしよう」
「家族みんなで楽しく暮らせそうなプランで、なかなかいい感じ」
「年収から〇〇円の住宅ローンで大丈夫って言われたから大丈夫そうだ」
「住宅ローンの予算内でおさまったから、契約しよう」
そして、家づくりがスタートします。
「家づくりって、土地と建物以外にもたくさんお金がいるのか・・」
「思わぬ出費は痛かったけど、やっと完成した念願のマイホームだ」
そして子育てをしながら、住宅ローンを毎月一生懸命返済します。
家族で暮らす時間が過ぎていき、子どもが成長し、巣立っていく頃。
「住宅ローンの返済も目途がたってきた」
「子どもが巣立った後、生活環境が変化した」
「夫婦二人では住みづらいし、家も目に見えるところの劣化が気になるな」
と、今までは気にならなかった家に対する不満が出てきたり
近い将来のことを思い、増築・減築・改築リフォームを考え始めます。
そして、老後の暮らしに必要なお金をなんとなく考えながら
キッチンやお風呂や洗面やトイレを交換したり、
壁紙を張り替えたり、外壁の補修をしたり、
間取りを変更したり、とリフォームや増改築を重ねていきます。
またそれから10年、20年、30年と経ち
あなたは幸せに生涯を終えていきます。
後に残されたのは、住人を失った、たくさんのモノがあふれた家。
家はお子さんたちに相続されていきます。
お子さんたちはそれぞれに独立し、家庭をもっています。
相続された親の大切な資産だからこそ
どうしていいか判断がつかず、
空き家となった家はそのままに、
そしてどんどん年月が経ち、
いつしか家自体は資産価値を失い、
その後、解体されて土地として売却されていく。
・・・こんなことは何も特別なことではなく
現状として、よくある話ではないでしょうか。
さて、ここまでに、家に対する「計画」は
存在していたでしょうか？
ほとんどの人が、その時々に
「なんとなく」で暮らすスペースにお金をかけていきます。
もちろん、その時点では最善と思われる方法を選んでいると思います。
しかし、あらかじめ将来の目的地を決めないまま、
つまり「計画」を立てないまま決めてはいないでしょうか？
これによってたくさんのお金が消えてしまっていることに
お気づきになられたでしょうか？
これはその場限りのモノを買うように、今だけのことを考えて
家を「消費」しているとも言えるかもしれません。
冷静に考えると、ものすごくもったいないですよね。
今までの時代はもしかしたらこれでもよかったのかもしれません。
老後を生きるだけの十分なお金があった今までの時代なら。
でも、収入増が見込めず、可処分所得も減っている今を見てみてください。
これからの厳しい時代が予想できるのではないでしょうか。
今のうちにできる準備はたくさんあります。
・今後のライフスタイルの変化を見据えておく。
・現時点だけではなく、生涯において使ってもよい住宅予算を把握しておく。
・・・など。
それが「計画」をたてるということです。
目的を決めた上で、そこに向かってどう進んでいくのか考え
資産となるように、「投資」していく考え方とも言えます。
「計画」をたてるのは、とても面倒なことです。
そして、あなたの代わりには誰もやってくれません。
あなた自身の未来のために、
家づくりにおいても「計画」をたててみませんか？
家づくりの計画って、どうやってたてたらいいか分からない・・・
そんな時には、お気軽にお問い合わせくださいね。
では、また。
