割安な土地はどんな土地?
2021.12.13お金・設計・仕様
一般的には、
たとえ前面道路が広いとしても、
また立地条件が良いとしても、
日当たりや形が悪い土地を、
すすんで買おうとする人は多くないでしょう。
しかし、住むエリアに妥協することなく
より安い価格で土地を手に入れるためには、
このような悪条件と呼ばれるような土地も
選択肢に入ってきます。
そもそも割安に設定されている価格についても
人気がなければ、価格交渉もしやすいですしね。
こんにちは。シンプルノート 熱田/一宮スタジオ 堀内です。
例えば、新規分譲地があるとして、
ここで、日当たりがいい区画を狙うか、
あえて日当たりが悪い区画や、形が悪い区画を狙うか、
それだけでも100万円以上安く
土地を手に入れることが出来る場合もあります。
また、この土地が売れ残りだとしたら、
この設定価格よりさらに50万円ほど
安く買えるかもしれないですし、
不動産屋さんが早く売りたいと思っているとしたら、
さらに50万円以上安く買えるかもしれません。
つまり、環境や立地条件は全く同じなのに、
100万円〜200万円も安い
買い物が出来るということですね。
そして、新規分譲地にこだわらなければ、
より安く土地を手に入れられるかもしれません。
なんらかの理由で、現金が必要だから
売却しようとしている方や、
税金や資産の管理を面倒だと思っていて、
売却しようとしている方が、
売主さんである場合もあるからです。
このような土地や中古住宅などは、
もちろん、相場に合わせて価格を設定するのですが、
価格に弾力性がある場合が多々あります。
現金が早く欲しい方であれば、
少々安くても早く手放したいと思うものですし、
逆にお金の余裕がある人の場合は、
お金に余裕がある分、
安く譲ってくれるかもしれないですからね。
また、税金の支払いや資産の管理を
面倒だと思っている方なども、
早く手放したいとお考えでしょうから、
もしかしたら価格交渉に快く応じてくれるかもしれません。
ただ、こういった土地は、
注意しないといけないことがあります。
新しい分譲地の場合は基本的に
「家を建ててください」と売り出している土地なので
隣との境界が明確で、境界ブロックもしっかりとつくられていますし
上下水道の引き込みについても整備されている場合が多いです。
しかし新しい分譲地ではないこういった土地の場合
境界ブロックがなかったりします。
この場合は境界ブロックをつくらないといけません。
上下水道に関しても引き込みが必要だったり
やりかえが必要だったりする場合があります。
こういった土地は、
たとえ土地の価格がものすごく割安だったとしても、
境界やら水道やら排水やらといった費用が
別途でたくさんかかってくることがあり、
結果的には、全く割安とは言えなかった
ということもあり得ます。
そもそも、売り出されている土地が
新たに家が建てられない土地である場合もあります。
こういったことも調査した上で、
購入するかどうかと、どれくらい価格交渉すべきなのかを
決めていただいた方がよいでしょう。
家は土地に合わせて建てるものなので、
形や日当たりといった条件は、
それほど重要なものではありません。
また、車の運転に支障がなく、
子どもたちにとっても安全で、
周囲の環境や雰囲気が良いのであれば、
土地の価格は安いに越したことはありませんよね。
人気があるものは割高になりやすい、
人気がないものは割安になりやすい、
この原則を頭に入れた上で、この割安感は
妥当なのかどうかまで検討していただければと思います。
では、また。