自由設計だからこそ土地の価格を抑えられる?
2021.11.1お金・設計・仕様
家づくりの最初の一歩は資金計画です。
そしてその資金計画の結果、
家づくりの予算を抑えなければいけない
という現実に直面したら、
もちろん建物の予算圧縮も考えなくてはいけませんが、
それに加えて、圧縮効果が高いのは土地の予算です。
また、予算圧縮のためには、
同時に、庭の予算圧縮も欠かせない要素なのですが、
その実現の鍵を握るのも土地選びです。
ですので今回は、
土地予算を圧縮するための秘訣について、
お伝えしていきたいと思います。
こんにちは。シンプルノート 熱田/一宮スタジオ 堀内です。
【秘訣:土地の日当たりの良さにこだわらない】
土地の値段は、日当たりの良さに大きく左右されます。
つまり、日当たりが悪そうな土地は安く値段がつけられ、
日当たりが良さそうな土地は高く値段がつけられる
ということです。
しかし、日当たりが良いということは、
すなわち、家が建つ南側がオープンな状態になっている
ということでもあります。
となると、その南につくった大きな窓は、
そのままでは外から丸見え状態になってしまいます。
外からの視線を防ぐために
カーテンをせざるを得なくなります。
その上、防犯を強化するために
塀や庭にも多額の工事費用を
かけざるを得なくなってしまいます。
そして、これらが積み重なった結果、
家や庭にかかる費用までも割高になり、
土地・家・庭の三拍子そろって
割高な買い物となってしまうのです。
他方、日当たりが悪そうな土地は、
日当たりが良い土地に比べて、人気がないため、
ずいぶんと割安で購入することが出来ます。
また、不動産屋さん側から見ると、
売れにくそうな土地ほど早く処分したいので、
大胆に値段交渉が出来、
さらにお得な値段で土地を購入しやすくなります。
それゆえ、土地価格を圧縮するためには、
誰もが狙わないこういった土地を
狙うようにすべきなのですが、
「日当たりが悪そうな土地=暗くてジメジメした家になる」
というネガティブなイメージが
先行してしまっていることから、
どうしてもこういった土地を避けようとしてしまいます。
ですが、自由設計というのは、
本来、土地が持つメリットを活かすだけでなく、
土地が持つネガティブなデメリットを
解消するための手段であるはずです。
せっかく、自由設計で家を建てるのですから
この強みを活かさない手はありません。
例えば、太陽の光を採り込みたい
リビングダイニングキッチンを、
南に建つ家から十分な距離をとった場所につくれば、
たとえ日当たりが悪そうな土地であったとしても、
明るくて開放的なリビングダイニングキッチンを
つくることが出来ます。
あるいは、より高い位置から太陽の光を採り込めば、
たとえ日当たりが悪そうな土地であったとしても、
明るくて開放的なリビングダイニングキッチンを
つくることが出来ます。
つまり、その土地が持つデメリットは、
設計次第で解決することが出来るというわけです。
明るく開放的な家をつくるために、
土地の日当たりの良し悪しは、
ほぼ関係ないといっても過言ではありません。
これを証明するために、
弊社モデルハウスは、あえて「旗竿地」と呼ばれる
周りを住宅に囲まれた土地に建っております。
ぜひ、あなた自身の目でこの事実をご体感ください。
では、また。