三協建設株式会社

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防犯面から家を見る

2021.9.20
お金・設計・仕様

秋空が広がっていますね。

徐々に日が短くなっていくのを感じる時期ですね。

こんにちは。三協建設 堀内です。

 

防犯という面から考えると、

日が短くなるにつれて、

家の明かりで帰宅時間を推察されやすくなります。

先日、こんなお話を聞きました。

「帰宅後に玄関の明かりをつけると

帰宅時間(すなわち留守の時間がいつなのか)が分かってしまうから

明かりをつけないように気をつけている」と。

 

とても防犯意識の高い方だな・・と感心してしまいましたが、

なかなかここまで気をつけているという方は少ないかもしれません。

 

そこで、家づくりの段階から

「狙われにくい家」にする

という防犯の考え方があります。

 

狙われない家にする・・・

具体的な一番の防犯対策は、

「生活習慣を悟られないこと」です。

 

一昔前の突発的な侵入犯罪と違い、

現代の侵入犯罪の中心は計画的犯行です。

公園や車の中からターゲットとする家の調査をし、

何人家族なのか、

いつのタイミングで家の中が無人になるのか、

部屋の間取りがどうなっているのか、

などなどを念入りに調べます。

犯罪者はとにかく安全に、

短時間で目的を果たしたいと考えています。

家族構成を、洗濯物や自転車の数などで確認します。

そして生活スタイルを見て、

家の中が空になる時間帯を見定めるのです。

 

一秒でも無駄な時間をかけないよう、

間取りを事前に把握しておく必要があります。

リビングから入り、

最短で夫婦の寝室へ・・・。

そのために建物の外観を見て、

窓の位置などから家の間取りを確認するのです。

では、家族構成や生活習慣を悟られないためには、

どんな家にしたらよいのでしょうか。

 

まず、道路側に窓がなければ、家の中に人がいるのか

不在なのか、明かりから推察することはできません。

 

そして、家族構成を悟られないよう、

洗濯物は外から見えない場所に干すことです。

例えば中庭に洗濯物を干せば、

日当たりはよいけれど、外からは一切見えないので安心です。

 

さらに、侵入しやすい窓を作らないことです。

いくらプロの犯罪者でも

頑丈な玄関を壊して侵入するのは簡単なことではありません。

外から見て、侵入しやすいような大きな窓が無ければ、

そもそもターゲットとすることをあきらめるでしょう。

建物の外観から

間取りが分かりにくいようにすることも必要です。

外観を見ると窓の位置や大きさ、換気口などから

どんな間取りなのか想像がつくのです。

外観に壁面を増やすことで、家が頑丈になるだけでなく、

室内の間取りが想像できないというメリットがあります。

外から見て、間取りが分からない家は、狙いづらいものなのです。

 

安心・安全は「当たり前」ではないということを、

侵入犯罪が起こるかもしれない・・・という可能性を

決して忘れないで、防犯という面からも

家づくりを考えてみてくださいね。

 

では、また。

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