床材は何を選べばいいの?
2021.8.30お金・設計・仕様
床材を選ぶ際にフロア材or無垢材で
迷われる方が多いですよね。
こんにちは。三協建設 堀内です。
小さなお子さんは特に
床に近いところで生活する時間が長くなるわけですから
できることなら、化学的な成分で接着した合板等でなく
自然のもの、本物、無垢材を使いたいという気持ちを
お持ちの方も多いのではないでしょうか。
一方で、
「無垢の床っていいな~と思うけど、キズがつきやすいんでしょ・・・?」
と言われることがよくあります。
一般的にそういったイメージをお持ちの方は
多いのではないでしょうか。
固いものを落としたりして、キズがつくのが嫌だ・・という
お気持ちもよくわかります。
しかしこれは、“キズそのものが嫌なのか?”
“キズが目立つことが嫌なのか?”によって
捉え方が異なってくる部分です。
まず、キズそのものが嫌という場合は
もちろん、無垢材より強度を強化された
フロア合板の方がキズはつきにくいです。
では、キズが目立つことが嫌という場合。
実は、無垢材よりフロア合板の方が
目立ちやすかったりするのです。
え?どういうこと?
と、思われますよね。
まず、床のキズが目立つのは
光の反射によるものです。
(う~ん?という方は、中学で習った
光の反射と屈折を思い出してみてくださいね。)
つまり、光沢のある工業製品についたキズは
光の反射によって目立つことになります。
しかし、無垢材に自然塗装を施した床材は光沢が少なく
床材についたキズは、光が色々な角度に反射されることになります。
(いわゆる、乱反射ですね)
それによって、ついたキズが目立ちにくいという側面もあるのです。
お寺や神社などに使われている無垢材のキズって、
気にならないですよね。
キズがつきやすいからといって、目立つとは限らない
というコトを頭の隅に置いていただければと思います。
床材は取り替えが容易にできない部材なので
素材選びは慎重に行ってくださいね。
では、また。