いい土地がなくて、家づくりが進まない・・というあなたに-前編-
2021.7.30お金・設計・仕様
明るく、快適に暮らせる家を建てるために「日当たりのよい土地」を
探していらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
でもなかなか、予算内でイメージ通りの土地がない・・・と
思っていらっしゃる方も多いかもしれません。
こんにちは。シンプルノート熱田/一宮スタジオ 堀内です。
例えば、同じエリアで同じくらいの広さの土地が
二つ売りに出ていたとします。
一つは
「南側が道路に面した、日当たりの良い土地」
もう一つは
「南側が道路に面しておらず、周りに家が建っている土地」
南側、つまり採光のよくとれる方向に道路がある
＝日の光を遮るものがない
ということは、間違いなく
日はよく当たることになりますよね。
あなたなら、どちらの土地を欲しいと思いますか？
家の建っていない更地の状態の二つの土地を
見比べた時に多くの人が欲しいと思う土地、
つまり人気のある土地は
その分、価格が高めに設定されることになるのです。
例えば、新しく造成された分譲地で
最も売れなさそうな土地（＝日当たりがよくなさそうな北側の土地）と
人気のありそうな土地（＝日当たりがよさそうな東南角地の土地）とでは、
平均的に1坪あたり3万～5万円程度は価格が違ってきます。
となると50坪の土地だったとしたら
ざっくり計算しただけでも同じエリア内で
150万～250万円もの価格差が出てくるということになりますよね。
それだけの価格差があったとしても
「南側が道路に面した、日当たりの良い土地」が
やっぱり売れるということは、
多くの人はその価格分を余計に払ったとしても
その土地に建てる家は
より快適になると感じているということです。
では、そういった条件の土地に建てられている家に
住んだら、イメージ通り快適に暮らせるのか
ちょっと立ち止まって一緒に考えてみましょう。
日当たりが良いということは、
良い意味でも悪い意味でも、
周囲に向かってオープンであるということです。
開放的ではありますが、
そのままではちょっと暮らしにくいですよね。
だから、建物の他に庭や外構に費用をかけて
周囲の人の目を遮るような工夫をしたくなりませんか？
もしくは、周囲の人の目から家の中を守るために
カーテンやシャッターを閉めっぱなしにしたくなるかもしれません。
しかしそれでは、せっかくの日当たりの良さが
台無しになってしまいます・・・。
「南側が道路に面した土地」の
良さを活かすには
土地の長所だけを見ず
それは短所にもなりうるということも
理解した上で家づくりを進めなくてはいけないということですね。
さて。同じエリアで売りに出ていた
同じくらいの広さのもう一つの土地
「南側が道路に面しておらず、周りに家が建っている土地」
こちらの土地には本当に
快適な家は建たないのでしょうか？
次回はこちらについて
お伝えしたいと思います。
では、また。
