家を直すことができるのは誰?
2021.6.4つくる会社として
じめじめとした梅雨のシーズンですね。
雨の季節になると、ご近所の方などから
雨漏れの修理依頼などもいただくようになります。
こんにちは。三協建設 堀内です。
そして夏以降は、台風も増えてきますよね。
年々、台風の威力も増し、被害も大きくなっているような気がします。
台風による被害を受けたおうちからの、
修理のお問い合わせも多くいただきます。
家の修理を頼みたい・・・となると、
みなさん真っ先に思い浮かべるのは
おそらくどこかの住宅会社ではないでしょうか?
しかし、それを受けた
ほとんどの会社は(弊社を含め)
実は、一時的な対応はできても、
修復することはできない・・ということをご存じでしょうか?
家づくりには様々な分野の職人さんが携わっています。
家づくりの職人さんというと真っ先に大工さんを
思い浮かべられると思います。
もちろん、大工さんの技術の高さは
家づくりに大きく影響します。
ただ、大工さんの他にも
例えば・・・
・左官屋さん
・瓦屋さん
・足場屋さん
・基礎屋さん
・板金屋さん
・外壁屋さん
・樋屋さん
・サッシ屋さん
・防蟻屋さん
・防水屋さん
・クロス屋さん
・塗装屋さん
・断熱屋さん
・建材屋さん
・建具屋さん
・材木屋さん
・家具屋さん
・住宅設備屋さん
・電気屋さん
・水道屋さん
・ガス屋さん
・クリーニング屋さん ・・・などなど
多くの専門家が集まって、1つの家をつくっているのです。
そして、あなたの家をつくりあげるために
こういったその分野の専門家たちを
まとめているのが私を含む「現場監督」なのです。
〇〇ホームと呼ばれるような、住宅会社は
大きく分けて3つのパターンに分かれます。
①営業マンがいる会社
②営業マン+現場監督がいる会社
③営業マン+現場監督+自社の大工さんがいる会社
どの場合も、〇〇ホームという住宅会社だけでは
あなたの家をつくりあげることはできないのです。
修理やリフォーム・メンテナンスのご相談を受け、
技術面でのご提案をした後、
実際に家を直すのは、
専門家である職人さんに他なりません。
台風などの被害による補修の対応が1番多いのは
瓦屋さん、そして板金屋さん、外壁屋さんといった職人さんです。
そして、職人さんの技術は受け継がれていくからこそ、
他の職人さんが建てた家でも
分かるし、さわれるし、メンテナンスもできるんです。
百年以上も昔から、家のメンテナンスは職人さんがおこなってきました。
例え他の工務店さんで建てた家だったとしても
職人さんが建てた家なら、
職人さんが見て触れば、メンテナンスできます。
“仮に”その会社がなくなってしまったとしても、
家は生き続けることができるのです。
でも、職人さんは、
職人さんが建てていない家はさわりたがりません。
職人さんが建てていない家とは、
機械や工場で作られた家のことです。
組み立てられただけの家のことです。
「特許をとった〇〇工法」などとうたった
会社ありきの技術は、“仮に”その会社がなくなってしまったら
どうなるのでしょうか。
住宅寿命を30年程度で考えるのであれば、
会社単位でとらえてもよいかもしれません。
しかしこれからの時代、
家を資産価値という観点で見た場合
50年、100年と長持ちさせる家にしたいのであれば
50年、100年以上昔から受け継がれてきた技術をもった
職人さんがさわれる家であるかどうかという視点で
考えてみてはいかがでしょうか。
家は建てたらそのまま、ずっと劣化しないものではありません。
突発的な災害などもないとは言い切れません。
家を長持ちさせるには、必ずメンテナンスが必要だということを忘れないでくださいね。
では、また。