「節約」と「節税」
2021.04.30
先日、『住宅ローン控除とiDeCo』という、
数字がたくさん並んだブログを書かせていただきましたが、
数字が並んでいると、
「細かいお金の話なんて・・・」と
避けたくなる方も多いのではないでしょうか。
こんにちは。シンプルノート熱田/一宮スタジオ 堀内です。
日本ではここ数十年、税と社会保険料の負担が増え続けています。
一般の働く世帯の1ヶ月あたりの税と社会保険料の負担は、
平成の30年間で約34,000円も増加し、
上昇率は36%、年間換算では約40万円になるそうです。
加えて、平成の約30年間の推移で見ると
物価は1割上昇したとのこと。
税と社会保険料の負担増と合わさり、
家計への負担は大きなものになっていますよね。
そして、今後さらに税と社会保険料の負担が増える可能性は・・・
そうですよね、高いと考えられています。
私も含め、全ての方にとって
切っても切り離せないことですし、
これから家づくりをする方においては、
この問題と向き合いながら家計設計をし、
家づくりの予算計画を行わなければいけません。
税と社会保険料の負担増が止まらない時代を
生き抜いていくためには、
自分自身で準備し、
自力でその流れに対抗するしかありません。
そして、そのためにまずすべきこととして
真っ先に思い当たるのは
「節約」ではないでしょうか。
例えば・・・
✓購入する車の費用を抑える
✓嗜好品を我慢する
・・・などがあると思いますが、
家づくりにかける費用もまた
節約すべき項目のうちの1つです。
親がそうだったから・・・
周りのみんなも、お金をかけているから・・・と
今まではよかったかもしれない前例は
これから先の未来においては
全く別の結末が待つことになってしまいます。
家づくりをする前に、
親や周りの話に振り回されることなく、
自分たちの今とこれからの経済的状況に合わせた
資金計画を練る必要があります。
またこれからは、「節約」だけでなく
誰しもが「節税」を意識する必要があります。
家を建てると適用となる
「住宅ローン控除」はもちろん、
家族みんなの病院や薬局でかかった
費用に応じて税金が安くなる
「医療費控除」も積極的に使うべきだし、
個人型確定拠出年金のiDeCoなども、
掛金が全額所得控除となるため、
積極的に利用すべき制度ではないでしょうか?
この他、NISAやつみたてNISAなども、
『投資』に対するネガティブな先入観から、
多くの方が敬遠しがちですが、
キャピタルゲイン(売買差益)から発生する
約20%の税金が非課税になるので、
前向きに利用すべき制度です。
現在は、銀行にお金を預けていても
全くと言ってもよいほど増えないし、
むしろ時間外に引き出すとマイナスになる程です。
一方で、様々な節税の効果がある制度を知り、
積極的に利用すれば、
高いリスクを取ることなく、
着実にお金を増やすことが出来ます。
さらに厳しくなっていく未来を、
決して甘く見積もることなく、
現在と並行して未来のことまで考えながら、
家計設計を考えていただければと思います。
明日(5/1)は一宮市にあるママルシェ一宮さんにて
「キッズマネースクール はたらくってな~に?おみせやさんごっこで楽しく学ぼう」を
開催します。
これからの厳しい時代を
生き抜いていかなくてはならない子ども達には
子どものうちから、「お金」についての
正しい知識をもってもらいたい
そんな思いで開催しているキッズマネースクールですが、
子ども達に伝えるには、まずは親世代の我々大人が
「お金」についての正しい知識を持ち、
行動する姿を見せたいですね。
では、また。
【お知らせ】
弊社、三協建設株式会社は
令和3年5月2日(日)から令和3年5月5日(水)まで
休業とさせていただきます。
この期間中に頂いたお問い合わせは
5月6日(木)以降に順次お返事させていただきますので、
あらかじめご了承くださいませ。