我が家のこどもの片づけ
2020.9.21暮らしを考える
先日、4歳の息子が妻と一緒に片づけをしていました。
こんにちは。三協建設 堀内です。
それぞれのおもちゃに住所を決めてあげて
そこに入りきらなくなってきたら、
定期的に見直しをしているようです。
おもちゃを出しっぱなしにしないこと、
ちゃんとおうちに帰してあげること、
そして増えすぎるとおうちが狭くなること、、、
小さいうちからの習慣づけってやっぱり大切なんだな~と
思いながら見ていました。
というのも、私自身は大雑把な性格で、
どちらかと言えば、片づけは苦手なタイプです。
以前は「もったいないから・・」と、モノを増やすことについて
深く考えるという習慣はありませんでした。
そんな私が結婚した相手は、自分と全く逆のタイプの
片づけが得意で、几帳面な妻でした。
結婚後、妻は家の中のモノに、定位置を決めました。
私が実家暮らしのときからのクセで出しっぱなしにするモノがあると、
その場所に私が簡単に片づけられるような仕組みを準備してくれました。
持っている服と同じような服をまた買ってしまっていた私に
クローゼット内を定期的に見直す機会を季節ごとに設けてくれました。
✓2年着ていない服は手放す
✓新しい服を買ったら、古い服を入れ替える
・・・というように。
そうして、結婚して15年以上たち、気が付いたら、いつの間にか
大雑把で片づけが苦手で同じようなモノを買ってしまったり、
どちらかというとモノを捨てられないタイプの私が
自分の管理できる適量を、自然と考えるようになっていました。
それは、無理をするわけでも、頑張るわけでもなく。
気が付いたら、いつの間にか・・・です。
自分の管理できる適量を考えずに服を買っていた私が
限られたクローゼットスペースの中で、どれを持つことを選ぶのか?と
考えて購入するようになったのです。
環境が人をつくるとは、よく言いますが、
まさに私自身が、妻が整えてくれた環境で暮らすことによって
行動と考え方が変わってきたのだと思います。
家づくりに携わる私は、家を建てる際によくお客様から
「収納がたくさん欲しい」というお声をききます。
もちろん、収納がたくさんあれば、
たくさんのモノを持っていたとしても
収納の中にしまってしまえば、部屋は片付いてみえるでしょう。
しかし、たくさんのモノを管理することは
それだけの労力を伴います。
そして、人間は加齢とともに体力が落ちていきます。
記憶力も低下していきます。
加齢はいきなり進みません。
気付かないくらい少しずつ。
徐々に、徐々に。
まだまだ元気なつもりでもふと気が付いたら、
自分も高齢者と呼ばれる年代になっていて
たくさんのモノを管理する体力・記憶力が
低下してしまっているかもしれません。
しかし、慣れ親しんだ環境によって身についた行動を
その時に、いきなり変えようとすることは
とても大変ですし、負担を伴います。
それは、たくさんの荷物が残るご実家を相続された方から、
どうしたらいいのか・・・というご相談を受けることもあるので
より一層、強く思うんです。
負の遺産を遺さずにすむように・・と。
それならば、収納は「量」ではなく
「管理のしやすさ」を念頭において計画して、環境を整えておくことが、
未来の自分を助けることになるのではないでしょうか。
そんな思いもあり、日々の暮らしの中で何を選びとっていくのか
自分自身で考えることを子ども達には小さいうちから
身につけていってほしいと願っていますし、
これから家づくりをされる方にも必ずお伝えしていきたいと思っております。
では、また。