「大きい方がいい」から「ちょうどいい」へ
2020.5.22お金・設計・仕様
以前、息子とこんな会話をしたことをふと思い出しました。
私「〇〇は大きくなったら何になりたい?」
息子「お父さんみたいにおうちをつくる人になりたい!
あ、でもお父さんって3階建ての家はつくれないんでしょ?
ぼくは3階建ての家をつくりたい~!」
私「お父さん、3階建ての家もつくれるよ・・・。」
息子「え~?すごいね~!!おうちが2階建てだからできないんだと思ってたぁ~!」
私「・・・ははは~」
こんにちは。なぜか息子に3階建ての家はつくれないと
思われていた(笑)三協建設 堀内です。
子どもって大きなものや、強いものに憧れますよね。
でも、その憧れの気持ちを持っているのは、子どもだけでしょうか?
わたしたち大人の中にも
「大きいもの=立派なもの、良いもの」という
漠然としたイメージはないでしょうか?
世間一般的には、大きな家=立派な家という、
固定概念があるように思われます。
あなたが家の予算を抑えたいと考えたとき
「家の面積を小さくすること」は
最も容易で有効な手段です。
しかし、それをあなたの深い部分で
阻んでいる気持ちというのは、もしかしたら
「小さい」ということに対する
ネガティブな感情なのかもしれません。
「家を小さくする=我慢しなければいけない」
というイメージがなんとなくありませんか?
また、「LDK以外に和室・寝室・子供部屋を人数分」という
いわゆる「〇LDK」といった間取りの概念が
浸透しているのではないでしょうか。
「〇人家族なのに、〇部屋しかないなんて・・」
とこういった一般的な間取りと
比較する気持ちもあるかもしれません。
たしかに、単純に家を小さくしただけの場合
生活のスペースが上下階に分かれてしまう上に
必要なところに必要な部屋や収納がとれなくなってしまい、
非常に使い勝手が悪くなってしまいます。
また、部屋数を保ったままで、
部屋の広さを小さくしたり、収納を削ったりすれば、
ただ狭いだけの暮らしにくい家になってしまいます。
となると、家を小さくする場合において重要なのは
“同時に暮らしやすさを向上させながら”
ということになります。
✔ 小さくても明るく、風通しがよく、自然を感じられる。
✔ 収納が必要な場所に十分ある。
✔ 家事の負担が大幅に軽減できるくらい、家事動線に優れている。
✔ 狭苦しくなく開放的で快適に過ごすことのできるリビングがある。
✔ 周囲の目を気にすることなくリラックスできる。
暮らす上で大切な要素を取り入れ
無駄な要素を省いていくことによって
こういったことが実現できるとしたら・・・
果たして本当に
「大きな方が、多い方が “良い”」
と言い切れるのでしょうか?
あなたがこの漠然としたイメージから解き放たれた時、
それは贅沢なのに無駄のない、
コストパフォーマンスにも、
暮らしやすさにも優れた家づくりへ
1歩近づいた瞬間なのかもしれません。
「大きい方がよい」から解放され、
広さもコストも背伸びしていない、
あなたにとって「ちょうどいい」住まいづくりを
ぜひ、実現していただければと思います。
では、また。
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