住宅計画は人生計画
2018.6.22お金・設計・仕様
住宅計画は人生計画です。
こんにちは。
三協建設 堀内です。
さて、家づくりで一番最初にやらなければいけないコトは
住宅展示場をまわることでもなく、
土地を見に行くことでもなく、
「資金計画」だとお伝えしてきました。
そして、家づくりの「資金計画」は、
『生涯において使ってもよい住宅予算』を把握すること
から始めるとお伝えしましたが。
生涯において・・・ということは、つまり
10年、20年、30年、40年後もずっと・・ということですね。
今、働き盛りの20~30代の方にとって、
老後はずっと先の話のような気がしてしまうかもしれません。
この先の未来がどうなっていくのか分からなくても
現時点で分かっていることから、予想することはできますよね。
例えば、老後の生活について。
総務省の「家計調査年報」※では1か月に必要な日常生活費を知ることができます。
世帯主が60~69歳で、月に27万円
70歳以上で24万円が必要となっています。
※総務省統計局「平成28年家計調査年報」による
この日常生活費の中には、住宅ローンはもちろん含まれていません。
現在60歳以上の方は、住宅ローンを払い終わっている世代ということです。
(もし、ここに住宅ローンがのしかかってきたら・・・。)
ちなみに、平均的な年金受給額は現時点で※夫婦で22万円。
※平成30年度の新規受給者例(67歳以下)厚生労働省発表「平成30年度の年金額改定について」による
現段階で、赤字ですよね。
しかも、私やあなたが年金をもらう頃には、受給額は減っているでしょうし、
きっと物価はもっと上昇しているでしょうね。
その不足分を補えるだけの貯蓄をしていくことを
しっかり意識した上で、家を建てるようにしなければいけません。
三協建設では
あなただけのライフプランシミュレーションを作成することができます。
ライフプランシミュレーションというと、
保険とか金融商品を連想される方も多いかもしれませんね。
きっと、お子さんがいらっしゃる方の中には
お子さんが生まれたタイミングで
生命保険などを見直したり、
学資保険に加入したりした方もいるのではないでしょうか。
ウチは保険屋さんではないので、
保険商品や金融商品ありきでお話をすることはないのですが。
これからの人生、どんな時期にどんな出費があるのか。
お子さんの教育資金はどの程度貯まっている予定なのか。
ライフプランは十人十色。
たとえ同じ年収の人でも、家族構成も家計の内容も
みんなバラバラです。
あなたとご家族がこれからの人生をどう生きていくのか。
まずは、現時点で分かっていることを全部出してみる。
今後の人生計画を“見える化”してみる。
それによって
『生涯において使ってもよい住宅予算』
が、算出できるのです。
―不安なのは、分からないから。
ボンヤリとしていた将来も
具体的な数字を見ると
イメージが鮮やかになってきます。
漠然とお金に対して持っていた不安も
「知る」ことにより、
解消していきます。
住宅計画は人生計画。
まずは、あなたにとって適切な予算を把握するところから
家づくりをスタートさせてみませんか?
では、また。