三協建設株式会社

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土地にかける予算を抑えるためには?

2020.1.31
お金・設計・仕様

持ち家となると、賃貸の時には必要のなかった

ランニングコストが必要になるし、

同時にメンテナンス費用などの積み立てもしていかなくてはなりません。

 

さらに、お子さんの教育費やご自身の老後費も

並行して積み立てていかなくてはなりませんし

たまに家族で出かけるための旅行費用や娯楽費も準備しておきたいですよね。

 

今後の暮らしのゆとりを考えると、

家づくりにおいては、家に掛ける予算をカットするだけじゃなく、

土地に掛ける予算も同時にカットしていく必要があるのです。

こんにちは。シンプルノート熱田スタジオ/一宮スタジオ 堀内です。

 

ということで、今回は、

土地に掛ける予算を抑えるための

現実的な方法についてお伝えさせていただこうと

思うのですが、ズバリその方法は?と言うと・・・

 

✔値段が高い土地は買わない!

・・・ということです。

では、その理由についてお伝えさせていただきますね。

 

例えば、多くの方が、

「日当たりと形が良い土地」が良いと考えるのですが、

この2つの条件を満たした土地は、

一般的には、そのエリアで最も価格が高く設定されています。

 

 

そして、価格交渉の余地もないでしょう。

他にもその土地を買いたいと思う方が数多くいらっしゃるからです。

 

しかしながら、

現実的には、日当たりが良い土地を買ったからといっても

必ずしも暮らしやすい家が建つわけではありません。

 

まず、日当たりが良い土地を買うと、

確実に日当たりが良い方向に大きな窓をつくりますが、

これによって、結果的に外から家の中が丸見えになってしまいます。

 

そして、それを防ぐためにカーテンを設置し、

かつずっと閉めた状態にせざるを得なくなります。

結果、家の中が薄暗くなるし、

窓を開けられない=風を採り込むことが出来ない家になってしまいます。

また、窓を見ただけで家の間取りが分かってしまうし、

洗濯物も丸見えになるので、

決して防犯性に優れた家だとも言えません。

 

さらに、家にかかるコストもかさみやすくなってしまいます。

視線を防ぐためのカーテン代や、

太陽の熱や紫外線、台風の風を防ぐためのシャッター、

そして防犯性を高めるための庭木代などに

余分なコストがかかるようになるからです。

 

どんな土地でも、土地に合わせて設計することを心がければ、

明るさや開放感は、土地の日当たりの良し悪しに、

ほぼ左右されることがありません。

 

同じ分譲地で土地を買っていただくにしても、

南側が道路に面した土地よりも2〜3万円坪単価が安く設定されている

南以外の道路に面した土地でもいいのです。

あるいは、分譲地よりも価格が安く設定されている土地を

探していただいてもいいのです。

 

 

しかし、価格が安い土地を探そうとする時には、

いくつかの注意点があります。

例えば、田や畑といった農地は、

宅地に比べてかなり価格が安く設定されていますが、

こういった土地は道路より土地の高さがかなり低くなっていることと、

表面の土を入れ替える必要があることから、

土代に相当な費用が掛かることになったり、

境界のコンクリート基礎を道路面以外の方向全てに

つくらないといけなかったり、

水道を遠くから引き込んでこなくてはいけなかったりと、

別途で大きな費用が掛かることになります。

 

また、すでに境界のブロックが立っている土地でも、

そのブロックが傾いていたり、

強度的に弱そうな場合は、

作り替えをしなければいけないこともあるので、

そういった点にも着目しながら土地を見る必要があります。

 

さらに、道路の端には雨水や浄化槽から出る水を流す

側溝という溝があるんですが、

これが前面道路にない場合、

排水先を探さないといけません。

排水先がないと、そもそも家が建てられなかったり、

家を建てるのに、無駄に多大な時間が掛かったりするからです。

 

こういったことも同時に調査していかないといけないため、

土地探しは住宅会社と一緒にしていただくことをオススメしています。

 

住宅会社なら、その土地にどんな家を建てることが出来るかが分かるし、

設計をする前に、その土地がどんな土地であるかを全て調べるからです。

 

最も、理想的な土地探しの方法は・・

①まずはしっかりとした資金計画を行います。

これによって根拠を持った土地予算が算出できます。

②その予算に合わせて土地探しをおこなっていき、

もし気になる土地が見つかったら、

③その土地に合わせてプランしてもらうという方法です。

 

こうすることで、

その土地に理想の家を建てることが出来るかどうかも、

土地を買う前に分かりますし、

その土地に別途でどういった費用が掛かってくるのかも、

明確に分かるようになります。

 

そして、家や庭といった費用まで見積りが出れば、

家づくりの総予算が明確に出ることになります。

 

すると、資金計画との誤差も明確になり、

一体土地の価格をいくらになるように交渉すればいいか?や、

ご自身がどの部分の予算削るべきなのか?が

明確に分かるようにもなります。

 

つまり、最初の資金計画から、

大幅な狂いがなくなるというわけです。

 

もちろん、人気のエリアなどは、すぐに土地が売れてしまうため

この準備は難しい状況もありますので

全てにあてはまるわけではありませんが、

無駄に土地に予算を掛け過ぎてしまわないためにも、

土地探しの方法の一つとして

参考にしていただければと思います。

 

では、また。

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