収納と間取り-前編
2019.11.18お金・設計・仕様
片付けに困らないように
収納はたっぷり準備しておきたい!
そんな思いから収納量を重視した
間取りをご希望されている方も多いかと思います。
こんにちは。シンプルノート熱田/一宮スタジオ 堀内です。
そこで注意していただきたい点として、
設計段階で、間取りを図面で見ていると
収納はたっぷりあるように思えても
それって実は
2階に多くの収納があるからだったりするということです。
確かに家全体で見たら、
収納はたくさんあることになるでしょうが、
実際に暮らしはじめると
ストレスを感じる部分というのは
1階の収納の少なさである場合が多いのです。
キッチン・リビング・ダイニング・お風呂に洗面にトイレ。
生活の大半の時間というのは
それらが集まっている場所で過ごしませんか?
わざわざものを片づけるためだけに、
2階に上がるという行為は
億劫になってくるものです・・・。
そして、1階に収納が足りていないと、
こんな、片付かない状況が日常の光景になってくるものです。
✔リビングに荷物が散乱してゴチャゴチャと散らかっている。
収納が足りていなかった場合、
あなたならどこに「とりあえず」置きますか?
・・・きっと、高い確率で
リビングに荷物を置くようになるのではないでしょうか。
せっかくリビングスペースとして8帖確保したとしても、
「とりあえず」置かれた荷物によって
実質上は4.5帖程度の有効面積しかないような状況になってしまい、
なんだか狭苦しく感じ、
ゆったりした気持ちで過ごせなくなってしまいます。
✔ダイニングのテーブルの上に書類が・・
椅子の背もたれには上着がかけられ、ハンガー状態・・
収納が足りていなかった場合、
リビングが散乱するだけではなく
ダイニングのテーブルの上も、そして椅子までも、
本来の目的ではない用途で使われることになってしまいます。
でも、意外に多くの方がこのような状況に
陥っているのではないでしょうか?
上記のように
家が片付いていないことが通常の光景となり
そこで暮らす人に知らず知らずのうちにストレスが溜まっていく
片付けにくい収納→片付かない→モノが出しっぱなし→掃除もしにくくなる
片付けが簡単ではないということは
片付けるという行為が負担となるということです。
いかがでしょう。
こんな状況がありありと目に浮かんできませんか?
これが、家づくりにおいて1階に収納が不足した場合に、
多くの方が将来的に陥ってしまうことになる現実でもあるのです。
そこでSIMPLE NOTE(シンプルノート)では、
実際に暮らし始めてからこのような現実に直面し、
ストレスばかりが溜まってしまう環境で過ごすような状況に
あなたに陥っていただかないようにするためにも、
敷地や予算が許す限り、
1階の面積を広くプランするようにしています。
でも、ただ単に面積を広くしただけでは、
決して暮らしやすい住まいになるわけではないので、
収納や家事&生活動線だけでなく、
その他にもいくつもポイントを抑えながら
間取りを考えなくてはいけません。
次回は、
そのポイントについてお伝えしたいと思います。
では、また。