三協建設株式会社

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土地探しと家づくり-2-

2019.11.25
お金・設計・仕様

前回は、土地を買おうと思っているほとんどの方が狙っている

好条件の土地についてお伝えしました。

こんにちは。シンプルノート熱田/一宮スタジオ 堀内です。

 

好条件の土地・・・つまり

「南に道路が面していて日当たりが良さそうな(形が良い)土地」は、

日がよく当たるため、全ての部屋がとても明るく快適そうですよね。

 

しかし現実は、そうとは限らないんです。

その理由についてお伝えしていこうと思います。

 

まず、南道路の土地で設計する場合、

一般的な間取りでは、

出来るだけ多くの部屋を

日差しがたっぷりと注がれそうな南側に配置します。

もちろん、それらの部屋の南面には大きな窓をつくります。

 

そうすれば、確かに建築途中や、

お引き渡し時点ではとても明るいでしょう。

住み始めるまでの間は・・・ということです。

 

しかし、住み始めた途端に

ほぼ全員がカーテンをそこに設置します。

 

家自体は明るくても、そこで暮らしていく時に

外から丸見えでは困りますからね。

 

せっかく高いお金を出して

人気があるため価格交渉が出来ない

割高な土地を買い、

高いお金を出して大きな窓をたくさんつくり、

明るくて過ごしやすい家にしたはずなのに。

 

またもや高いお金を出してカーテンを購入し、

その明るさを殺してしまうことになるのです。

 

しかも、それだけでは防犯面やプライバシー面で

不安が残るので、庭に高いお金を出して塀をつくったり、

植栽をたくさん植えたりして、

さらに出費がかさむことになるのです。

 

その上、大きな窓も開けられなければ

風通しのよさもありません。

 

つまり、好条件の土地なら明るく快適に暮らせるとは

限らないということです。

わざわざ、好条件で人気がある土地に

必要以上のお金を出していただかなくていいと思うのです。

 

どんな土地でも、その土地のメリットとデメリットの両方を巧く利用しつつ、

あなたのご家族が暮らしやすいように、

その土地に合わせて設計していくのが「注文住宅」なのですから。

 

限られた予算の中で

最大限に理想の家が建てられるようになるためには、

まず、土地に必要以上にお金を

かけすぎないようにしていただければと思います。

 

それが、あなたが「生涯に使ってもよい住宅予算」の中で、

家づくりを実現させる最大の秘訣なのです。

 

次回は、今回の内容について

ふむふむ、なるほど~と思っていただいたあなたが、

狙うべき土地についてお伝えしていきたいと思います。

 

では、また。

 

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