どれを優先させたいですか?
2019.10.28お金・設計・仕様
家づくりにおいては
確実に掛けておくべきコストというものも存在します。
しかし、予算は限られているわけですから
家全体のコストがどんどん上がっていってしまっては意味がありません。
削ることが出来るところは、
削る工夫もしていかなくてはいけません。
こんにちは。シンプルノート熱田スタジオ/一宮スタジオ 堀内です。
優先させたい部分に費用をかけながら、
家のトータルのコストを抑えるために
とても有効な方法があります。
それは
✔廊下
✔部屋数
✔部屋の広さ
この3つの無駄を省き、
家の面積を小さくするということです。
✔廊下の無駄を省く
どんな家にしたいか?ということを
質問させていただいた時に
「絶対に廊下が欲しいです!」
と言われた方に、今までにお会いしたことがないです。
廊下をつくればコストがかかるだけでなく、
家の中に温度差が生まれることで
余分な光熱費がかかりやすくもなります。
廊下を限りなくゼロにすることは
家のコストカットには必要不可欠になってきます。
✔部屋数の無駄を省く
家を総2階建てありきで考え、
個別の部屋は2階だという固定概念に縛られてしまうと、
1階部分につくってしまいがちなのは客間です。
あってもなくてもどちらでもいいけど
普通はあるものだと思い込んでいる・・・ともいえる部屋かもしれません。
こういった使用頻度が低くなるであろう部屋を
個別でつくらないことも、家のコストカットには欠かせない要素となります。
使わない6帖の部屋を
1室カット出来れば、120万円〜150万円ものコストカットになります。
子ども部屋を1階につくり、
お子さんが小さいうちは客間も兼用で使うようにするなど、
柔軟な考えを持つようにしていただければと思います。
✔部屋の広さの無駄を省く
「寝室は10帖は欲しいです!」
と言われた方に、そこに何を置くか質問してみると
「ダブルベッドしか置きません」という回答が返ってきたりします。
10帖の部屋は4.42m×3.51mの空間ですが、
1.4m×2mのダブルベッドを置いた場合、
かなり無駄な余白がたくさん出来てしまいます。
ダブルベッドしか部屋に置かない前提なのであれば、
2.6m×2.6mの4.5帖の部屋や、
そこまで極端に縮めなくても
6帖もあれば充分なのかもしれませんね。
もし、その余白となる4帖を縮めることが出来れば、
それだけで70〜100万円ものコストをカットすることが出来ます。
いかがですか?
限られた予算の中で家づくりを考えるあなたにとって、
これら3つに生じるであろう無駄をカットすることは
なんだか実現できそうな気がしませんか?
トータルのコストをアップさせて、
広さと住みやすさの両方を妥協しない家にするか?
広さを妥協して、コストと住みやすさに妥協しない家にするか?
住みやすさを妥協して、コストと広さに妥協しない家にするか?
(これはありえないでしょうが・・・)
さて、あなたならどれを選びますか?
では、また。