大切なものを大切にするために必要なコト
2019.9.20暮らしを考える
メールの受信箱を開いたら
大量のスパムメールが届いていました・・・。
こんにちは。三協建設 堀内です。
受信箱のたくさんの不要なメールの中から
必要なメールを見つけるという作業は
時間としたら数秒のことかもしれませんが、
それも少しずつ積み重なっていくと、
大きな負担となります。
受信箱に届くメールが、
必要なものだけだったら
選び取るという作業は発生しませんよね。
スパムメールは、不要なものと瞬時に判断できますが
日々の暮らしの中の
様々なモノやコトにおいては、
必要なものなのか、不要なものなのかの
判別が難しいものの方が多いのではないでしょうか。
そんな中から選択するという行為は
より一層の労力を伴います。
選択肢が多いというのは一見すると
嬉しいことでもありますが、
知らず知らずのうちに
自分自身を消耗させている可能性もあります。
しかし、不要なものをあらかじめ排除しておき
自分自身で選び取ったものだけに囲まれた暮らしなら
そこからさらに選ぶ必要はなくなるワケです。
ミニマリストと呼ばれる人たちや、
片づけで有名な「こんまり」こと近藤麻理恵さんなどが
今、多くの支持を集めているのは、
情報やモノが、溢れかえっている現代に
知らず知らずのうちに、消耗してしまっている人が多い
という表れでもあるのかもしれませんね。
さて、これは暮らしの場をつくる、家づくりにおいても
同じコトが言えるかもしれません。
世の中には、たくさんの商品の情報があふれています。
多種多様な情報に触れると、
「無い」より「有る」方がいいに違いない
「少ない」より「多い」方がいいに違いない
と、夢のマイホームに、あれもこれもと、
付け加えたくなるかもしれません。
住宅会社の立場で言えば、
あなたの要望を、どんどん家に付け足していくことは可能です。
しかし、そこにはコストもかかります。
(このコストというのは、一時的な費用という面だけでなく
維持管理するための費用や、時間、労力というコストも含みます。)
また、付け足したことによって
将来、あなたの労力を費やす必要のある
選択肢を増やしているということも忘れてはいけません。
【SIMPLE NOTE(シンプルノート)】の
家づくりで提案していることの一つに
「無駄なモノを省く」ということがあります。
これは、コストを抑えるということ以外にも、
本当に自分に必要なものは何なのか?を
あらかじめ選び取っておき、
後の選択肢を減らすことによって
自分が本当に大切にしたいことに
注力できるようになるということでもある気がします。
ミニマリストでなくとも、
あらかじめよく考えて選び取っておくということは、
後々の暮らしを豊かにすることにつながるのではないでしょうか。
では、また。
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