三協建設株式会社

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性能のいい家で豊かに暮らすために必要なコト

2019.9.13
お金・設計・仕様

家について熱心に勉強されたあなたは、

「少しでも高性能な家を建てたい」

という気持ちもお持ちではないでしょうか。

 

家の性能を上げることによって

住宅予算が一気に200〜300万円引き上がるとなると

大きな金額となってきますが、

「35年払いの住宅ローンで考えたら

月々7,000円増えるだけです」と言われたら・・・?

なんだか大丈夫そうな気がしてしまいませんか?

こんにちは。シンプルノート熱田スタジオ/一宮スタジオ 堀内です。

 

確かに、光熱費の削減ができるような

高性能な住宅を建てれば、

家の中の温度差が出来にくく、

ヒートショックの危険性も低くなり、

冬はもちろん、夏の間の暮らしのストレスも大幅に軽減出来るでしょう。

住宅と健康は密接に関係しており、

もちろん私も、性能の重要性はお伝えしています。

 

しかしながら、高性能に特化した家を建てる「だけ」で、

本当に豊かに暮らせるのでしょうか。

予算をオーバーしてまで家にお金をかけることは、

これからの時代の正しい選択なのでしょうか?

 

もちろん、この議論に対しての答えについては、

人それぞれなので一概には言えません。

 

これからの時代は少子高齢化がさらに進むため、

一人当たりの社会保障費の負担はどんどん増えていくことでしょう。

10月からは消費税も増税となりますよね。

収入は大幅に上がっていないのに、見えない負担は増えています。

 

また、AIの発達によって、これから先に

多くの仕事がなくなっていくことが予想されています。

安定した収入がこれから先も確保されている保証など

誰も持てない時代に突入していくのです。

 

こういった点から、

私は個人的には、これからの時代は

家にお金をかけ過ぎないことが大切ではないか?と考えています。

 

つまり、住宅予算を大幅に上げることは

避けなくてはならないということです。

 

もちろん、質の高い暮らしを実現するためにも、

また、国が定めた指針に従うためにも、

より性能が高い住まいをつくることは必須です。

 

だからといって、

そのために住宅予算をそのままアップさせるのではなく、

高性能化によってコストアップする分、

逆にコストカットすることも

同時に考えていかなくてはならないのではないでしょうか。

 

コストカットにおいて、まず必要なのは

面積のカット・無駄のカットです。

【SIMPLE NOTE(シンプルノート)】の家づくりで

いつもお伝えさせて頂いていることですね。

 

しかし、これは口で言うほど簡単なコトはありません。

 

出来るだけ大きな家を建てたいという気持ち・・

出来るだけ広い庭が欲しいという気持ち・・

出来るだけ部屋はたくさんつくりたいという気持ち・・

一つでも多くの要望を叶えたいという気持ち・・

 

あなたが持つ、こういった思いとは

逆を進むような提案をすることになるからです。

 

しかも、面積や無駄をカットしつつも、

明るさ、風通し、プライバシー、収納力、時短が出来る家事動線、

デザイン性、メンテナンスの容易さ、といった

快適性や暮らしやすさを満たす全ての要素を、

耐震性や省エネ性といった要素とともに、

実現しなければいけないわけですから。

 

住宅予算をアップさせることなく、性能のいい家を建てるためには、

私たち住宅会社の努力やアイデアや工夫はもちろんですが、

それだけではなく、あなたの協力も必要不可欠になってきます。

 

これからの時代に豊かで楽しい暮らしをしていくためにも、

今までの常識や当たり前にとらわれず、

コストをかけるべき部分、削るべき部分は何なのか、

本当に自分たちにとって大切なことは何なのか、

考えるようにしていただければと思います。

 

では、また。

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