職人さんを守りたい
2019.9.11つくる会社として
少し前のことですが、
高齢の豆腐店の店主が出した閉店の張り紙に
寄せ書きが書き込まれたという話題を目にしました。
こんにちは。三協建設 堀内です。
元々はSNSで話題になったものが
yahooニュースで取り上げられていたようです。
86歳の豆腐店主が残した閉店の張り紙に寄せ書き「ツイッターの原点」とSNSで反響(デイリースポーツ) – Yahoo!ニュース
東京都内のある商店街で閉店した豆腐店の張り紙がSNSで大きな反響を呼んでいる。86歳の店主が「足腰の不調」から、65年間働いた日々と地域の人に別れを告げる内容だが、特筆すべきは、常連客らの寄せ書きが張り紙のそばに貼られていたこと。アナログながら、シャッター上には可視化された「ツイッターの原点」があった。現地に足を運び、惜しまれつつ店を閉めた豆腐店を取材し、地元住民の思いを聞いた。 …
色々な視点から見ることのできる話だとは
思うのですが、私は豆腐店の店主さんという
一人の職人さんの技術が継承されることなく
途絶えてしまった・・・という部分をさみしく感じました。
工場で管理され、画一的に生産され
安価に販売される商品を否定するわけでは
もちろんありません。
でも、職人さんがその日の気温や
材料の具合、そしてデータでは表せない
長年の勘によって、一つ一つ心を込めて
つくり出すものの価値は
それとは、全く異なるものなのではないでしょうか。
職人さんによってつくられたものが
やさしく、あたたかみを感じられるのは
人の心が形になっているからではないでしょうか?
AIが進化して多くの仕事が
置き換えられたとしても、
経験を元に創意工夫し、
無から有をつくりだすことのできる
職人さんによる仕事は
AIとは別次元のものなのだと思うのです。
しかし、高齢化と人手不足によって
私のいる建築業界も他と同じく
職人さんが減ってきています。
これから職人さんを志す人が夢を持てるように。
職人さんが、新たな人材を育てられるように。
それによって
職人さんの技術が次の世代に継承されていくように。
私もつくる会社の一員として、微力ながらも
職人さんを守っていかなくては!と
あらためて思ったのでした。
では、また。