家を建てること、結婚すること
2019.7.10暮らしを考える
「家」って人生で一度きりかもしれない
大きな買い物だからこそ
それを買う前の高揚感は
他のモノとは比べられない程の
ものではないでしょうか。
こんにちは。三協建設 堀内です。
この「家」が手に入ったら
きっと幸せになれる・・・
そんな気持ちとワクワク感で
いっぱいかもしれません。
では、
この気持ちはどのくらい持続すると
予想しますか?
そんな未来のことは想像できないよ・・・と
思われるかもしれませんね。
例えば。
新婚生活を思い出してみてください。
同棲生活が長かったという方は
同棲を始めたばかりの頃を思い出してみてください。
新鮮な気持ちとワクワク感で
満ち溢れていませんでしたか?
その最初のワクワク感や喜びを
今も同じように感じていらっしゃいますか?
「もちろんだよ~!」という方も
いらっしゃると思います。
しかし、私を含めて多くの方は
当初のワクワクした気持ちは薄れ
“暮らし”の一部、当たり前の光景として
受け取ってしまっているのではないでしょうか。
結婚はゴールではなく、
その先に続いている日常の
“暮らし”の第一歩だと
結婚後、実感することになったのでは
ないでしょうか。
さて、話を「家」に戻しましょう。
「家」も買うことがゴールではなく
その先に続く日常の
“暮らし”の第一歩です。
きっと家を建てた当初は
夢のマイホームを手に入れたことで
新鮮な気持ちとワクワク感が溢れていることでしょう。
しかしそれもおそらく多くの人にとっては
ひと時のことなのではないでしょうか。
人間は慣れてしまうものです。
今あるものが当たり前になってしまうものです。
イメージしてみてください。
“夢のマイホームを手に入れた~”と
“嬉しい~”“幸せだ~”と
喜んでいる時のあなたではなく、
そのマイホームを当たり前に感じるほどに
慣れた頃の未来のあなたを。
その日常に慣れたあなたが
“暮らし”の中でどんなコトに
ワクワクや楽しみを感じられるかを。
モノの所有で幸せを感じるのは一瞬ですが
その後の体験を通してどれだけの
幸福感を得られるのか?
そんな視点から
「家」というモノを買うことではなく
その先にある、暮らすコト に
焦点を合わせてみてくださいね。
その中でもし「家」にお金をかけすぎるより
暮らしの中の〇〇や、△△という体験や経験に
使いたいという気持ちが見つかったら、
大きなモノを買う前の高揚感に惑わされることなく
その気持ちを優先してあげてください。
日々の暮らしが思い出となります。
思い出をつくるとき、そこには場所があります。
その場所こそが、住まいではないでしょうか。
では、また。