なんとなく・・で「〇,〇〇〇万円」?
2019.5.10お金・設計・仕様
家を建てたいな~と
考え始めたばかりという方にお会いして
「予算はだいたいどのくらいをお考えですか?」とお聞きすると
多くの場合、同じような答えが返ってきます。
「3,000万円くらいで考えています」
こんにちは。三協建設 堀内です。
お会いする方は様々です。
年収も年齢も家族構成も生活スタイルも
それぞれ違います。
もっと言うと、土地から探すという方も
土地はお持ちで建物だけを考えているという方も。
みなさん、示し合わせたように
「3,000万円くらいで・・・」
イメージされている理想のマイホーム像が
似ていたりすることもあるのですが、
同じ3,000万円でも
土地から探すという方が建物にかけられる金額は
土地を既にお持ちの方の約半分以下となります。
そこで、3,000万円の根拠についてお聞きしてみると
「なんとなく・・・」という方がほとんどなのです。
なぜ、こうも多くの方が3,000万円という数字を
漠然と予算として考えていらっしゃるのでしょうか。
「3」という数字が言いやすいというのも
あるかもしれませんね。
また、周りの話や広告などからの情報により
住宅ローンとして自分が借りられそうな
金額をぼんやりとイメージされているのかもしれません。
ところが、
何パーセントのどんな金利で住宅ローンを
借りようとしているのか?をお聞きすると
ほとんどの方が答えを持ち合わせていらっしゃいません。
3,000万円の住宅ローンの借入において
35年トータルで借入金利が1パーセント違えば、
支払い総額は軽く500万円は変わってくるというのに。
なんとなくで手に入れた情報を目安に
当初の予算を設定し
それを大枠として進んでしまうことに潜んだ
見えない怖さを感じていただけますでしょうか?
あなたがどこで
どんな家を建てても、
買っても、
借りたとしても。
あなた自身がその選択の理由を明確にお持ちなら、
それは正解だと思います。
なぜなら、私は個人的には
家というモノは
あなたが生涯幸せに「暮らす」というコトのための
手段だと考えているからです。
しかし、その選択に行き着くまでには
「なんとなく」ではなく
根拠が必要となるのです。
あなたが設定した住宅予算には
あなた自身がしっかりとした根拠を持っていただきたい。
それは「いくら借りるのか?」ではなく
金利何%のどんな住宅ローンで総額は「いくら返すのか?」
ということも含めてです。
その上でじっくりと計画を練り、
無理のない家づくりを進めていっていただきたいと
強く思うのです。
住宅予算の根拠を
どうやって持ったらよいか分からないという方は
ライフプランシミュレーションを実施して
お手伝いいたしますので、
お気軽にお問い合わせくださいね。
では、また。