よい土地にしか快適な家は建たないの?~後編
2019.4.12お金・設計・仕様
長所しかないと思われるような
「南側が道路に面した、日当たりのよい土地」を買ったとしても、
そこに建つ家が必ずしも快適な家になるとは
限らない・・・ということを
前回お伝えしました。
同じエリアで
同じくらいの広さの土地でも
「南側が道路に面した、日当たりのよい土地」よりも人気のない
「南側が道路に面していない、周りを家に囲まれている土地」
こちらの土地には本当に
快適な家は建たないのでしょうか?
例えば、こちらのように
路地の奥にあるような土地。
一般的に考えると
この土地に建てられた家は
きっと、薄暗い家にしかならないだろう・・
と、思いませんか?
では、実際に見てみましょう。
家の中は・・・・
いかがでしたか?
こんなに明るい家が
先ほどの路地の先に建っているなんて
なかなか予想できないですよね。
「南側が道路に面していない、周りを家に囲まれている土地」とか
「形が悪い土地」というのは
一般的には多くの人が欲しい!とは
思わないのではないでしょうか。
つまり、「南側が道路に面した、日当たりのよい土地」よりも
人気がないということです。
しかし裏を返せば
そんな人気がない土地こそ、
より安く価格交渉しやすいですし、
競争相手がいない分、即決をしなくてもよく、
並行してじっくりと家の計画も練っていくことが出来るのです。
もちろん、そういった土地を購入した時に
その土地に適していない設計だった場合は
日も当たらなければ、
人目も気になってしまいますし、
暮らしにくい家になってしまいます。
つまり、「家」だけを単品で考えるのではなく
「土地に合わせた家」という考え方ができる設計でないと
快適な暮らしが実現出来ないということです。
しかし、その土地にあった暮らしやすい家を
上手く設計するスキルやアイデアさえあれば、
どんな土地だったとしても、
明るさや風通しも全く問題ないということでもあります。
それによって希望エリア内の立地で、
土地取得費用を抑えることが出来て、
外構費用も抑えることが出来て、
そして経済的にも気持ち的にもゆとりも持ちながら
暮らすことが出来るようになるのです。
土地に合わせた暮らしやすい設計って
どんなものなの?と思われた方は
是非、この設計をした
建築家・平尾氏から
直接お聞きいただければと思います。
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では、また。