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子ども部屋ってどんな場所?

2019.2.15
お金・設計・仕様

平成30年度もいよいよ年度末

出会いと別れの季節が

近づいてきました・・・。

 

この春にお子さんが

入園、入学を控えていらっしゃる

というご家庭では、

準備を進めてみえるかもしれませんね。

こんにちは。三協建設 堀内です。

 

新しい生活に備えて、

子どもが自分で準備できる環境を

整えておきたい。

勉強ができるような環境を

整えておきたい。

そのために子ども部屋を・・・。

そんな思いをお持ちの方も

多いのではないでしょうか。

 

さて。

子ども部屋って

どんな場所でしょう?

 

「どんな場所って言われても

子どもの個室だから

子ども部屋でしょう!」

って、何を当たり前のことを

きいてるんだ?と思われるかもしれませんね。笑

 

一言で「子ども部屋」と言っても、

子ども部屋に対する

あなたや家族の意識によって

大きな違いが発生します。

 

きっと多くの方は

ご自身の実家にあった

自分の子ども部屋をイメージされることでしょう。

 

その広さはどのくらいでしたか?

 

「6帖くらいかな~」

という方が多いかもしれません。

 

と、なると子ども部屋といえば6帖くらい

というイメージがあなたの頭の中に出来上がっていますよね。

 

そういうイメージをお持ちの方が

多ければ、それが常識となり

何も言わなくても、

提案する住宅会社側は

6帖くらいの子ども部屋をベースに

プランを提案することになります。

 

仮に1帖の床・壁・天井をつくるのに

30万円かかるとします。

 

実際のところ、あなたが本当に

個室として必要だと感じる広さが

4.5帖だったとしても。

 

この広さがどうしても欲しい!と

言ったわけでなくても

もう50万近くの金額を

知らないうちに余分にかけているのです。

その部屋が2つあれば

100万円近い差がうまれます。

 

大切なことは

限られた予算の中で

その部分にお金をかけて「欲しい」と

感じるものなのかということです。

 

 

「子ども部屋」はこうでなければいけない

という決まりなんてありません。

 

6帖の広さが必要でなければ

小さくしたっていいんです。

 

極端な話をすれば

私自身が育った環境には

自分の部屋はありませんでした(笑)

詳しくはこちらのブログで。

 

 

子ども部屋に対して

あなたや家族がどんな捉え方を

するか?によって

色々なスタイルがあったっていいんです。

 

合理的な考え方として

子どもの成長と、

ライフスタイルによって

色々な使い方が出来る間取り

という選択肢があります。

 

それは、

今現在使いやすい間取りでありながら

将来的にも自分たちが使いやすいような

間取りでもあるというものです。

 

例えば、子ども部屋を

1階のリビングの隣に配置するというのも

その方法の一つです。

 

家にある荷物の大部分は

子どもたちのものが占めることになります。

1階に子ども部屋があれば

わざわざ2階にまで片付けにいかなくてもいいので

片付けもラクですし、とっても便利です。

子どもが自分で片づけや準備をするところを

親が見守ることもしやすいですよね。

 

さらに、子どもが成長し家から出て行った後も、

自分たちの部屋として使うことが出来るようになるので、

やがて夫婦だけの生活となった時でも、

とても暮らしやすくなります。

 

年老いてから

階段の昇り降りをしなくても過ごすことが出来るので、

足腰への負担は少なくなるし、

転んだりつまずいたりという危険性も低くなるので、

離れて暮らす子どもたちの不安材料も1つ少なくなりますね。

 

2階には主寝室だけしか作る必要がなくなり、

2階の無駄な廊下も作らなくてよくなるし、

寝る時以外はずっと1階で過ごすわけですから、

トイレだって2階に作る必要もなくなりませんか?

 

結果的に、無駄な面積をカットすることが出来、

1階が大きくなりコストがかさむ分を、

そこでカバーすることが出来ます。

 

つまり、同じ広さの部屋や収納量を保ちながら、

生活の中心となる1階に部屋も収納も多くなるので、

同じぐらいのコストで、現在も将来も、

より暮らしやすい家にすることが出来るというわけです。

 

一言で「子ども部屋」といっても

その在り方は、一つではありません。

 

あなた自身が子ども時代に使っていた

「子ども部屋」と必ずしも同じでなくても

いいのです。

 

時代と共に家族の生活スタイルも

変わっていきます。

 

一昔前には、

子ども部屋には勉強机

・・・といったイメージが強かったのに、

今はリビング学習など

家庭によって様々なスタイルがあります。

 

子ども部屋はこういうものだから・・・

という今あなたが持つイメージも

これからどんどん変わっていくかもしれません。

 

そして、「子ども部屋」という名前が

ついている時期も長い目で見たら

ほんの一時期に限られているのです。

 

あなたが大人になって自立したように、

子どももいつか大人になります。

 

将来、その部屋を「子ども部屋」

という名前で呼んでいる時期が過ぎた後も

自分たち夫婦がずっと

生涯にわたって暮らしやすいのかどうなのか?

コストのことも考慮しながら、

「子ども部屋ってどんな場所?」と、

ご夫婦で、話し合ってみていただければと思います。

 

では、また。

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