コンパクトな家なら住みやすい?
2019.2.13お金・設計・仕様
思う存分につかえるほどに
予算が潤沢にある場合を除いて。
大抵の場合、家づくりでは
限られた予算と
あなたが持つ理想の家のイメージとの間で
大いに悩む場面が多々出てくるかと思います。
今回は、家そのものの費用を
最小限に抑えるための工夫について
お伝えしたいと思います。
こんにちは。シンプルノート熱田スタジオ 堀内です。
家そのものの費用を抑えるために
有効な手段は・・・
「家をコンパクトにする」
えっ?そんな単純なコト?
と思われたかもしれませんね。
単純な方法ですが、
これがとても重要になってくるのです。
最近は、長期優良住宅や
ゼロエネルギー住宅の基準を
満たした家を建てることが
当たり前になってきています。
その結果、
建築コストは数年前と比べても
ずいぶんと高くなっていることは明らかなので、
より一層、
いかに家をコンパクトにできるのか?ということは
重要になってきているのです。
しかし。
『家をコンパクトにする=我慢しなければいけない』
というイメージがなんとなくありませんか?
我慢や諦めといったイメージではなく、
積極的に「コンパクトにしたい」と思えるような
メリットについてお伝えしたいと思います。
その1。
「コストカット」
家をコンパクトにすれば
①建築費用はもちろんのこと
家づくりのトータル予算が減れば、住宅ローンの借入金額が減ります。
その結果、②金利による出費をカットすることができるようになります。
③固定資産税も安くなりますし、
家の面積が少ない=体積も少なくなるので、
④光熱費だってカットすることができるようになります。
断熱水準も高くなってきていますので、
その効果がよりいっそう高くなっているのは間違いないでしょう。
その2。
「部屋ごとの温度差が出にくい」
大きな家だと、
たとえ断熱性能を高めていても
体積が大きくなる分、
家全体に冷暖房が行き届きにくくなります。
そうなるとついつい
人がいる部屋だけ閉め切って冷暖房しようとしてしまいます。
その結果、冬リビングは暖かいけど
トイレや洗面、お風呂などは寒い…ということにも
なりかねません。
その上、部屋によって温度差が出てしまった場合、
寒い部屋で結露が起こりやすくなるので、
それも大きな家を建てた場合の注意点となるのです。
※詳しくは結露についてのコチラのブログを。
逆に、家がコンパクトであれば
全体に冷暖房が行き届きやすくなり、
家中どこにいても快適に過ごすことができますし、
部屋ごとの温度差ができにくくなり、
結露もよりいっそう起こりにくくなります。
その3。
「掃除するところが少なくなる」
家が広かったり、部屋数が多かったりすると
当たり前ですが、その分
掃除しなければいけないところも多くなります。
掃除するところが多ければ多い程、
キレイな状態を維持していくための労力が必要になります。
逆に、使わないような部屋は最初からつくらなかったり、
無駄なスペースをカットすることで家をコンパクトにできれば、
掃除をするところがそれに伴って少なくなり、
家事の負担を減らすことができるようになります。
・・・このようなメリットがあるのですが、
でも、これは単純に家の面積を小さくしただけで
手に入るメリットではありません。
単純に家をコンパクトにだけしてしまった場合、
生活のスペースが上下階に分かれてしまう上に、
必要なところに必要な部屋や収納がとれなくなってしまい、
非常に使い勝手が悪くなってしまいます。
なので、家をコンパクトにする場合において重要なのは
“同時に暮らしやすさを向上させながら”
ということになります。
暮らしやすさの向上のためには、
明るく風通しがよく自然が感じられる
住まいでなければいけません。
家がいつもスッキリきれいに保てるぐらい
収納が必要な場所に充分にあり、
家事の負担が大幅に軽減できるぐらい
家事動線に優れている
住まいでなければいけません。
せま苦しくなく
開放的で、
その上
快適に過ごすことができるリビングがある
住まいでなければいけません。
周囲の目を気にすることなく
リラックスして過ごすことができる
住まいでなければいけません。
この広さでこれだけのコトが実現できたんだと
胸を張って自慢できるような住まいでなければいけません。
これが、シンプルノート熱田スタジオが
大切にしていることです。
“最小限のつくりとコストで最大限の豊かさを・・・”
そんな住まいを私たちと一緒につくっていきませんか?
では、また。