三協建設株式会社

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家を建てる目的、ゴールは何ですか?

2019.1.11
暮らしを考える

新年の抱負や、

今年の目標は決めましたか?

 

こんにちは。三協建設 堀内です。

「一年の計は元旦にあり」

と、いいますよね。

これは

一年の計画は

年の初めである元旦に立てるべきであり、

物事を始めるにあたっては、

最初にきちんとした計画を立てることが大切だ

ということを意味します。

 

家づくりでも同じことが言えます。

最初にきちんとした計画を立てることが

とても大切になってきます。

 

さて、計画を立てるときには

何を目指して進んでいくかという目的、

ゴール地点を決めておく必要があります。

 

このブログでいつもお伝えしていますが、

家を建てることはあくまでも「手段」です。

 

あなたは、どんな「目的」のために

家を建てるという「手段」をとりますか?

 

もちろん、

一人一人違った目的があると思います。

しかし、

「家族が幸せに暮らすため」

という大きな目的は

みなさん一緒なのではないでしょうか。

 

では、「幸せに暮らす」とはどんなことでしょう。

 

暮らしを具体的に紐解いてみると・・・

・この先の生活を圧迫しない住宅予算

→お金にストレスを感じない

 

・家の中の温度差がなく快適

→室温にストレスを感じない

 

・昼間は照明をつけなくてもよい室内

→明るさにストレスを感じない

 

・プライバシーが確保されていてのびのび過ごせる

→外からの視線にストレスを感じない

 

・防犯性に優れていて安心して暮らせる

→安全面に不安を感じない

 

・家事動線が短い

→家事の負担ストレスをできるだけ感じない

 

・収納が計画的に行える

→片づけにストレスを感じない

 

・家族のコミュニケーションが取りやすい間取り

→人間関係にストレスを感じない

 

つまりは、ストレスのない暮らしを

目指そうとしているともいえますよね。

 

ストレスとは

外部から刺激を受けたときに生じる

緊張状態のことです。

 

家の中という空間では

出来る限り、緊張状態のない

リラックスした状態で過ごしたいという

気持ちの表れではないでしょうか。

 

しかし、実は

家を建てる土地が決まった瞬間に

こういったストレスのない暮らしをするための

最適な間取りは限られてくるのです。

 

なぜならば、周辺環境も土地の形状も土地の向きも

「変えることはできないもの」だからです。

 

あなたが「こんな間取りの家に住みたい」と

思い描いている間取りが

その土地に当てはまるものでは

ないかもしれないからです。

 

あなたの思い描いている間取りは

周りが田畑に囲まれた土地に建てる家にも

周りが高層の建物に囲まれた土地に建てる家にも

前面が大きな道路に面した土地に建てる家にも

同じように当てはまるでしょうか?

 

光の採り方も、周辺の視線からのプライバシーの確保の方法も

同じなのでしょうか?

 

例えば、「対面キッチンがいい!」と

思い描いていたとしましょう。

 

しかし、その土地で

あなたが生涯においてつかってもよい住宅予算内で

採光、通風、プライバシーの確保、収納、家事動線の

ストレスを最大限に減らすための間取りは

ひょっとしたら対面キッチンではないかもしれません。

 

「対面キッチンがいい!」という要望を叶えるために、

もしかしたら

洗濯機までの距離が伸びるなど、

家事動線が伸びてしまうかもしれません。

もしかしたら

その伸びた廊下のために

使いやすい場所に収納を確保できなくなるかもしれません。

もしかしたら

無駄な廊下が増えたことにより

家が大きくなり、費用が150万円UPしてしまうかもしれません。

 

・・・・。

 

でも、あなたの脳内は

対面キッチンのある間取りありきで

考えてしまいますよね。

 

それは、仕方ありません。

 

ご友人の家で対面キッチンのある間取りを

ご覧になっているかもしれません。

モデルハウスでイメージを膨らませているかもしれません。

住宅雑誌を参考にご自分の夢の間取りを

考えていらっしゃるかもしれません。

 

脳内に強固につくられている固定概念は

なかなか覆せなかったりします。

 

だから。

「家づくりにおいて唯一、

一般の方が”できないこと”

”してはいけないこと”があります。

それが、設計です。」

と、お伝えしています。

 

周辺環境や土地の形状・広さなど

全ての条件を加味した上で、

綿密な計算によって、

設計は行われるものだからです。

 

対面キッチンも実は目的ではなく

幸せに暮らすための手段の一つです。

そして、手段はケースによって

適した場合と、適していない場合があるのです。

 

対面キッチンの間取りにする「目的」は

何でしょうか?

 

・家族の顔を見ながら楽しくキッチンに立ちたい

→コミュニケショーションのストレスを減らしたい

 

・キッチンとダイニングの動線を短くして料理を食卓にすぐに出したい

→家事の負担を減らしたい

 

・リビングで遊ぶ子どもの姿を常に確認して安全を確保したい

→安全面に不安を感じたくない

 

などなど。

 

でも、その「目的」は

実は対面キッチンでなくても

他の手段でも

叶えられるのかもしれません。

 

「対面キッチンがいい!」という

あなたの要望を叶えることはもちろん簡単にできます。

ただ、それがあなたの目的、ゴールに適したものなのか?は

また、別の話なのです。

 

対面キッチンを例にとりましたが、

その他の要望についても同じことが言えます。

 

そして、今のあなたの要望は

10年後・20年後も同じでしょうか?

あなたの周りに、家を建ててから10年後・20年後の

お知り合いや先輩はいらっしゃいませんか?

それはつまり、あなたの10年先・20年先の

未来の家でもあります。

 

できたら、10年後・20年後の生活について

きいてみてください。

 

そして、あなたのご実家。

あなたが巣立った後のご実家も、

あなたがこれから建てる家の

その先の未来の姿でもあります。

 

今、ご実家で暮らしていらっしゃるご両親は

なにかお困りのことはありませんか?

ストレスに感じていることはありませんか?

 

「幸せに暮らす」とはどんなことなのでしょう。

 

今だけでなく。

10年先、20年先、30年先を見据えて。

どんなことがストレスになり得るのでしょう。

 

「一年の計は元旦にあり」

最初にきちんとした計画を立てること。

計画を立てるためには、

まず目的、ゴールを明確にすることから

始めてみませんか?

 

では、また。

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