冬場の乾燥と加湿器
2018.12.17お金・設計・仕様
前回のブログで、冬場の室内温度について
お伝えさせていただいたのですが、
今回は室内湿度について少し。
こんにちは。三協建設 堀内です。
冬場の室内の快適な温度の目安は
18℃～22℃
冬場の室内の快適な湿度の目安は
45％～60％
といわれています。
湿度が40％を下回ると
・口腔粘膜が乾燥したり。
・インフルエンザウィルスの生存率が高くなったり。
・静電気が生じやすくなったり。
60％を超えると
・カビが繁殖しやすくなったり。
ちょうどいい湿度にコントロールしていきたいですよね。
加湿というと、真っ先に
思い浮かべられるのは
加湿器ではないでしょうか？
加湿器にも色々なタイプがありますよね。
・スチーム式
・超音波式
・気化式
・ハイブリッド式
それぞれにメリットやデメリットが
あるようですし、
色々なメーカーの
色々な商品が
発売されていますよね。
そのあたりは、、、、、
すみません。
家電に詳しい方に
きいてみてください（笑）
今回、お伝えするのは
どんな加湿器がいいか・・・
では、なくて。
お手入れ、つまりメンテナンスの話です。
ご存じの方も多いかと思いますが、
加湿器は適切なお手入れをしないと
内部がカビてしまいます。
健康のために加湿をしたつもりが
逆にカビを巻き散らしている・・・
なんてこともあり得るのです。
カビが発生する場所は
主に給水タンク、フィルター等の
外から見えない場所です。
吸っている空気って
目に見えないものなので、
実はカビを吸っていたら・・・と思うと
ちょっと怖いですよね。
家も、家電製品も
どんなものでも、
お手入れ、メンテナンスは必要です。
加湿器自体は良いものでも
メンテナンスができていないと、
逆効果になってしまうことだってあるんですよね。
加湿器のカビ対策には、
水分を残さないことが重要です。
使用後はタンクに残った水をすぐに捨てたり。
吹出し口を、濡れたままにしないことだったり。
水気を拭き取るタオルは清潔なものを使ったり。
水はこまめに入れ替えたり。
加湿器の取り扱い説明書には
「水道水を使う」って書いてありませんか？
体によさそうだから・・・と
浄水やミネラルウォーターを使う方もいるようですが、
必ず取り扱い説明書の指示にしたがいましょう。
雑菌が繁殖しやすくなります。
また、家の新築のタイミングで
家中の水をまるごと浄水にする
セントラル浄水（全館浄水）システムを
導入される方もいらっしゃると思います。
蛇口をひねって出てくる水を
全て浄水にしてしまうものですが、
この場合は、つまり
トイレタンクの水や
加湿器に使用するための水も
浄水になるということになります。
空気に触れたまま長時間経つと
雑菌が繁殖しやすくなるので、
注意が必要ですね。
一番良いのは使う毎にお手入れをする事です。
え～っ？！そんな面倒なことするの？
と、思われましたか？
家づくりのお話の中で、
何度もお伝えしていますが、
メリットだけしかないというものは
存在しません。
必ずセットでデメリットがついてきます。
今回の加湿器の場合で言うと、
手入れを怠ると、
逆にカビを放出させる原因にも
なり得るということですね。
もちろん、湿度調整には
加湿器は便利なものです。
しかし、それを手に入れることによって
お手入れの手間やコストも同時に
引き受けることになるということを
忘れないようにしていただきたいのです。
使わない時期は、どこに片づけるのか。
どの程度のスペースが必要なのか。
片づける前に、どんな準備が必要なのか。
フィルターの交換はどの程度の頻度で行うのか。
そういった部分まで
よく考えた上で、購入するようにしてくださいね。
今の室内の湿度はどの程度なのかな？と、
確認した上で、
部屋の広さや乾燥の度合いに応じて
加湿の方法を色々と
試してみるのもよいかもしれませんね。
加湿器以外にも、
濡れタオルを干したり、
お湯を沸かしたり。
そういえば、うちのスタッフが
卓上タイプの
「ペーパー加湿器」なるものを
会社の自席に置いておりました。
専用の紙が水に浸されているだけなので
広い部屋では加湿効果は高くないとは思いますが
デスク周りで使うにはよいかもしれませんね。
電源もいらないようなのですが、
その分、雑菌も繁殖しやすいわけです。
構造はシンプルなので、カビたらすぐ分かるでしょうけどね。
スタッフには
「水は毎日替えてください！」と
伝えておきました。
家づくりも、家電製品を購入するときも、
何かを選ぶときは必ず
見えているメリットだけでなく
建てた後、買った後の
ことまでトータルで考えることをお忘れなく！
では、また。
冬の湿度と言えば・・・
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