リフォームで感じた〇〇と家との関係
2018.11.21お金・設計・仕様
先日、私の実家について
こちらのブログで少し書きました。
私の実家を数年前にリフォームして
実感したことを少しお伝えしたいと思います。
こんにちは。三協建設 堀内です。
私の実家は小さな平屋です。
昔ながらのつくりのため、
冬はものすごーく寒い家でした。
冬場に居間でくつろぐ時は
こたつに入り、
ストーブをつけて、
さらに
ダウンジャケットを着るほどの寒さ・・・。
そんな家でした。
家の老朽化も進んでいたこともあり
数年前に全面リフォームを実施しました。
このリフォームによって、私自身が
驚く程に実感したことが
「健康と家は密接に関わっている」
ということなのです。
リフォームした当時は、
断熱性能についての関心は
世間では今ほど高くはありませんでした。
私自身も、深く考えたワケでもなく
ただ、自分自身が育った家でもあり
冬の寒さが堪えることは身に染みていたので
母にはできれば暖かい家で暮らしてほしいという思いから
断熱をしっかりとして、
輻射熱で家全体を24時間
あたためられるような設備を導入したのです。
母は元々、
特に持病があるというわけでも
なかったのですが、
基本的に冷え症でした。
自宅で仕事をしていたのですが、
冬場になると手がかじかんでしまって
パソコンのキーボードを
打ちづらそうにしていました。
また、冬になると必ずといっていい程
体調を崩していたように思います。
当時、母は60代前半だったのですが、
「加齢と共に身体の免疫力が落ちてきたのかな~?」
と、息子ながらになんとなく思い、
早めに病院へ行くことを勧めたりしていました。
ところが、
リフォームした年の冬。
「そういえば、最近手がしびれなくなったわー」
ふとつぶやいた母の一言で
私はハッとしました。
そういえば最近、
母の顔も血色よく
冬の時期に毎年心配していた
体調不良もないことに気付いたのです。
もしかして、あの手のしびれは
冷えからきていたのかも?と。
母自身も
「体が軽い感じがする」と言って
とても感謝してくれました。
気付いたら
母の冷え性は改善していました。
血圧も正常範囲になっていました。
以前ほど頻繁に体調を崩すことも
なくなっていました。
全ての原因が住環境にあったとは
もちろん言い切れないと思います。
私はお医者さんではありませんので、
母の健康状態の改善について
因果関係を証明することもできません。
しかし、
母の生活スタイルも
食生活も
何も変化していない中で、
変化した部分といえば、
家をリフォームした後
室内環境が改善され、
家の中での温度差が少なくなったことです。
そして、あくまでも我が家の場合はですが、
母の健康状態が改善されたことは
本人も、周りの人間も
目に見えて実感していることなのです。
健康と住環境の関係性については
現在、様々な研究が進んでいるようです。
温度だけでなく、
湿度、換気、光など
室内環境は様々な要素が
絡み合っています。
実家のリフォームの数年後に、
健康と住環境の関係性についての
講演を聴く機会がありました。
そこで、
「あぁ!そういうことだったんだ!」
と、私が納得したのは
実家のリフォームを通じて
これをまさに体感していたからに他ならないのです。
現在、母は70歳を超えていますが、
今も元気に仕事をしています。
もし、あの時リフォームをしていなかったら・・・
そう思うと、手前味噌な話にはなりますが
本当にあの時、住環境を改善してよかったと
心から思っています。
毎日暮らしていく場所だからこそ
『住む人が健康で長生きできる家』であってほしい。
様々な健康リスクがある室内環境を
改善することがそれにつながっていく!と、
私があらためて決意を新たにしたのは
この実家のリフォームがキッカケでした。
あなたは、
きっとこれから暮らしていく「家」というものについて
色々と調べたり、考えたりしていく中で
今、こうしてこのブログを
読んでくださっているのだと思います。
家は見た目ももちろん大切です。
豪華な住宅設備が入っているとグレードが高い
「良い家」のような気がするかもしれません。
大きくて立派な建物が
「良い家」のような気がするかもしれません。
オシャレで素敵なデザインの建物や間取りが
「良い家」のような気がするかもしれません。
でも、私は
『住む人が健康で長生きできる家』
そして、
『生涯にわたって安心・安全に暮らすことができる長持ちする家』
こそが、本当の意味で「良い家」だと信じています。
だから、
母のような自分の大切な人に
「健康で幸せに暮らしてほしい」と
心から願って伝えることを、
あなたにも
同じように伝えたいと思っているのです。
では、また。