現場監督って何をしているの?
2018.11.7つくる会社として
家は職人さんに建ててもらってください
と、お伝えしております。
※過去ブログはコチラ↓
ふむふむ・・・と読んでいて。
あれ?
でも職人さんが建てた家って言っても
実際に建っている家のクオリティは
それぞれ違うんじゃないの?
と、思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。
こんにちは。三協建設 堀内です。
家づくりには大工さんをはじめとした
様々な分野の専門家である
職人さんが携わっている
と、お伝えしました。
〇〇ホームという住宅会社の社員だけで
あなたの家をつくりあげることはできないのです。
さらに、もっと言うと
職人さんの多くは
〇〇ホームさんの他にも
〇〇ハウスさん
〇〇工務店さん
〇〇建設さん
・・・といった様々な会社の仕事を
しているわけです。
と、いうことは。
中にはひょっとしたら同じ職人さんが
〇〇ホームさんの現場も
〇〇ハウスさんの現場も
携わっているということもありますよね。
でも、〇〇ホームさんの現場は
なんだか思っていた仕上りと違って
〇〇ハウスさんの現場は
思っていた通りの出来栄え!
な~んてこともあるかもしれません。
同じ職人さんなのに
どうしてこういった違いがあるのでしょうか?
そこに大きく影響してくるのが
実は現場監督なのかもしれません。
現場監督は
それぞれの分野の専門家である
職人さんたちをまとめて
1つの家をつくりあげる役割をもっています。
点と点を線で結ぶのが
現場監督なのです。
野球で例えるなら
職人さんたちがそれぞれ
ホームランバッターだったり、
名ピッチャーだったり、
リリーフピッチャーだったり、
正捕手だったり、
俊足の選手だったり、
名遊撃手だったり・・・
とするなら、
現場監督は文字通り
監督の立ち位置になりますね。
現場監督と職人さんとの
信頼関係がとても大切なのです。
まず、職人さんはその道の専門家です。
図面の指示の元、持っている技術を最大限に出して
よい家を目指します。
例えば、壁にニッチをつくるとします。
図面には高さや奥行の寸法の指示があります。
(ここに何を飾るのかな~)
(写真たてかな~)
(小物かな~)
(出来上がりにお客様は喜んでくれるかな~)
職人さんは図面から読み取った内容で
心を込めてつくっていきます。
しかし、実際にお客様がそこにニッチを
つくりたかった理由が
別にあったとしたらどうでしょう。
例えば、
ニッチの底面に飾るのではなく、
ニッチの背面の壁に重量のあるものを飾るための
額縁代わりに考えていたとしたら・・・?
わざわざ、何を飾るかなんてことは
担当者に伝えておらず、図面上では
その内容を読み取ることが不可能だったとしたら・・・?
(それだったら、壁面の部分に下地を入れておいた方がよかったよ~)
(言っておいてくれたら、下地入れておいたのに・・・)
それぞれのお客様の家には
それぞれのお客様の思いがあります。
なぜ、それを選んだのか?
どうして、そこにそれをつけるのか?
もし、お客様、つまりあなた自身が
現場で職人さんに指示を出せたらどうでしょう。
「ここには、ちょっと重量のあるものを
壁に飾りたいと思ってて、
それを引き立てるためのニッチなんですよ~
だから、額縁っぽいデザインにしてもらったんですよ~」
「え?それなら念のため
壁面に下地を入れておこうか?」
「そうなんですか?
まあ、確かに打ち合わせの時には、
実際に何を飾るかなんて
担当の人に伝えてなかったけど・・・。
その方がいいなら、じゃあ、下地いれてください~」
でも、現実的にそんなことは無理ですよね。
そんなあなたの思いを
あなたに代わって、職人さんに伝え、
全員が同じ方向をみて家づくりをすることが
できるようにしているのが
現場監督なのです。
職人さんは、
自分の持つ技術が
お客様の望む家づくりのために
最大限に発揮でき、
その家をお客様が喜んでくれること
つまり、お客様の満足につながっていると
確信できることが
最大の喜びであり、誇りでもあるのです。
職人さんは純粋でまっすぐで
良いものをつくることに
誇りをもっています。
その技術をきちんと発揮できる環境を
望んでいます。
その環境を整えるのは
現場監督なのです。
だから昔から、
「よい現場監督の元には
よい職人さんが集まってくる」
と言われています。
よい現場監督とは
あなたの想いを感じ、職人さんに伝えたり、
職人さんの想いを感じ、あなたに伝えられたり、
そんな人をいうのではないでしょうか。
あなたも
私たちも
職人さんも
「安心、安全、快適で
心豊かに過ごせる空間・家をつくりたい」という
想いは一緒なのです。
だからこそ、みんなの想いを結び
同じ方向へ進めるよう示すのが、
現場監督の役割なのです。
では、また。