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より充実した暮らしのために「抑えておく」ポイント

2018.10.8
お金・設計・仕様

コンパクトな家、

小さな家

ってきいた時、どんな家をイメージしますか?

 

なんだか、部屋が狭苦しかったり

収納が少なくてモノであふれてしまったり

・・・といったマイナスのイメージを

持つ方もいらっしゃるかもしれませんね。

こんにちは。シンプルノート熱田スタジオ 堀内です。

 

家の大きさを出来る限りコンパクトに抑えることで、

価格を抑えることができるのは事実です。

でも単純に家を小さくしただけでは

部屋が狭くなってしまったり。

収納が少なくなってしまったり。

不便で暮らしにくい家となってしまいます。

 

そうならないためには、

ただ大きさを小さくするだけでなく、

暮らしやすさに関わる部分と

無駄になるであろう部分を

しっかりと区別しなくてはいけません。

 

例えば。

ただ歩くだけの廊下。

使うか使わないか分からない部屋。

こういったスペースを省くことは

暮らしやすさに関わる部分でしょうか?

無駄になるであろう部分でしょうか?

 

大切なことは、

暮らしやすさに関わる

部屋の広さも収納量もしっかり確保しつつ、

家をコンパクトにしていくということです。

 

家をコンパクトにし、コストを浮かすことが出来れば、

その分の費用を、

より充実した暮らしを送るためのことに

費やすことが出来るようになります。

 

より充実した暮らしのために

どんなコトを重視するのか?は

人それぞれだと思います。

 

インテリアにこだわりをもっているあなただったら・・・

暮らしの中心となるリビングを彩るインテリア

例えば、ダイニングテーブルやチェアー、

それからソファーといった家具を

予算がないから・・と妥協することなく

お気に入りのものを購入することができるかもしれません。

 

エクステリアを重視したいあなただったら・・・

例えば、境界に設置する障害物を

ブロックではなく、雰囲気のよいウッドフェンスに

出来るようになるかもしれません。

 

リビングで過ごす心地よい時間を大切にしたいあなただったら・・・

例えば、リビングに大きな吹抜けをつくることが

出来るようになるかもしれません。

 

周りが家に囲まれた密集地では、

吹抜けがないと暗い家になりがちだったりします。

 

リビングに吹抜けをつくると、

天井がとーっても高くなり、

それだけでも圧倒的な開放感となります。

 

それに加えて、吹抜けの2階部分には高窓を設ければ

一日中、天からの明るい光がリビングにこぼれてきます。

 

たとえ将来、すぐ隣に家が建ったとしても、

光は遮られることがないので、

明るさをずっと確保し続けることが出来ます。

 

そんなに毎日毎日眺めるものでもないかもしれませんが、

リビングに居ながらの~んびりと

透き通るような青空を眺めるのも、

いいものだったりするんですよね~。

 

でも、吹抜けって

冬に暖房の効きが悪くなりそうなイメージがあると思います。

 

もちろん、そのイメージは正解で、

吹抜けの分体積が大きくなりますし、

暖かい空気は軽く冷たい空気は重いので、

暖かい空気が上の方、すなわち2階に逃げてしまいがちになり、

そうなればリビングが寒くなってしまうことになります。

 

なので、断熱・気密・換気は必ず考えておかなくてはいけません。

まず断熱性を高めることで、外気の影響を受けにくくなります。

同時に気密性も高めることで、

室内で暖めた空気を外に逃がしにくくなります。

換気を計画に基づいてしっかり行うことで

結露を防ぎ、ムラなく空気を動かすことができます。

 

そうすれば、そもそも家の中が寒くなりにくく、

また暖めた空気も外に逃げにくくなり

壁の輻射温度と室内温度の差が少なくなります。

 

すなわち、暖房費を抑えながら

快適なリビングを保てるようになるということなのです。

 

さらに、せっかく吹抜けをつくるんだったら、

スチール製のオープン階段を

リビングに設置するのもいいかもしれませんね。

 

部屋の広さって数値的な広さだけではなく

感覚的に広く感じられるかどうかってことが

意外に重要だったりするんです。

 

このように、

家をコンパクトにして

コストを抑えることで、

その抑えたコストを、

より充実した暮らしのために費やすことが出来るようになります。

 

コンパクトな家

小さな家に対して

なんとなく持っていた

マイナスのイメージの

理由をよーく考えてみてくださいね。

 

なんとなく

このくらいの広さなら快適かな~と

一般的なイメージに引っ張られて

気付かないうちに無駄に広い家を建てて、

無駄な出費をすることだけは

避けていただければと思います。

 

あなたの大切な住宅予算です。

より充実した暮らしのために、

あなたは何を大切にしたいですか?

気付かないうちに無駄なものに予算をつかうより、

本当に大切にしたいことに予算をつかいたいですよね。

 

 

では、また。

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