家づくりはまず平屋から考えるのが正解!
2025.03.10
家づくりを考える時
「まずは2階建て」と思い込んでいませんか?
こんにちは。シンプルノート熱田/一宮スタジオの堀内です。
実は、より安全で快適な住まいをつくるためには
「まずは平屋から考える」ことが重要です。
そこで今回は、平屋のメリットや、
広い土地がなくても実現できる
平屋の家づくりについて詳しく解説します。
平屋が地震に強い理由
もし、平屋・2階建て・3階建ての3つを比較したとき、
どの建物が最も外部からの力に強いでしょうか?
答えは「平屋」です。
その理由は、重心が低いため、地震や強風、
重量車両による振動の影響を受けにくいからです。
2階や3階があると、建物全体の揺れ幅が大きくなり、
耐震対策がより重要になります。
そのため、できるだけ1階を大きく設計し、
重心を低くすることが、より地震に強い家づくりにつながるのです。
つまり、可能であれば平屋を選び、
もし難しい場合は1階部分を広く確保し、
2階の面積を抑えた設計にすることが望ましいのです。
「平屋は高い・広い土地が必要」という思い込み
多くの方が「平屋は建築費用が高い」
「広大な土地がないと建てられない」と考えています。
そのため、最初から2階建てありきで
家づくりを進めてしまいます。
しかし、実際には限られた土地の広さでも、
コストを抑えながら快適な平屋を建てることは十分に可能です。
例えば、約50坪(165㎡)の土地があれば、
2台の駐車スペースを確保しながら、
30坪未満の平屋を建てることができます(建ぺい率60%以下の場合)。
もし駐車スペースが2台分で問題なければ、
採光や居住空間に問題がない限り、
平屋を選択肢に入れるのが賢明です。
30坪未満でも叶う快適な住まい
「家は最低30坪以上ないと快適に暮らせない」と思っていませんか?
実は、30坪未満でも、
以下のような快適な生活空間を確保することが可能です。
✓対面式キッチンと広々LDK
・4〜6人掛けのダイニングテーブル
・3人掛けのソファを置いてもゆとりのあるリビングダイニング
✓大容量の収納スペース
・靴やアウトドア用品を収納できる広い土間収納
・食品ストックや日用品をたっぷり収納できるパントリー
✓家事効率を考えた間取り
・室内干しができる広めの脱衣室
・家事動線を短くする工夫
✓快適なプライベート空間
・ベッド2台が置ける寝室+広いウォークインクローゼット
・シングルベッド+勉強机が置ける子ども部屋
✓自然光を取り入れる工夫
・光を家全体に届ける「中庭」
このように、たとえ30坪未満のコンパクトな平屋でも、
十分な収納と開放感のある間取りで、
ストレスなく快適に暮らせるのです。
平屋はコスト的にもメリットがある
「平屋は2階建てより高い」と思われがちですが、
実は同じくらいの価格、またはむしろコストを抑えながら
建てることも可能です。
その理由は、
✓階段や2階部分の構造が不要な分、建築コストを削減できる
✓基礎工事や外壁の面積を抑えられるため、トータルコストが下がる
✓庭を最小限にすることで外構工事費用を抑えられる
このように、工夫次第でコストを抑えながらも、
平屋の魅力を最大限に活かした家づくりができるのです。
まずは平屋を検討することが大切
「平屋は高い」「広い土地が必要」という
先入観にとらわれるのではなく、
まずは今の敷地で平屋が建てられないかを検討することが、
家づくりの第一歩です。
結果的に、2階建ての方が適している場合もありますが、
✓より安全で地震に強い住まいを実現できる
✓生活動線がシンプルで暮らしやすい
✓建築費用やランニングコストを抑えられる
など、平屋のメリットを最大限活かせる可能性があります。
「家づくりの基本はまず平屋から」
この視点を持って、一度じっくり検討してみてはいかがでしょうか?
では、また。