外構工事のコストを抑えるために知っておきたい3つのポイント
2025.2.21お金・設計・仕様
家を建てる際、建物本体の費用には
しっかりと予算を組むものの、
外構工事のコストを軽視してしまう方が少なくありません。
しかし、外構工事の費用は
建てる家や土地の条件によって大きく変わり、
計画を誤ると家づくりの予算が大幅に狂ってしまう
可能性があります。
こんにちは。シンプルノート熱田/一宮スタジオ 堀内です。
そこで、今回は外構工事の予算を適切に管理するために、
特に重要な3つのポイントを解説します。
この知識を持って家づくりを進めることで、
無駄なコストを抑え、
理想の住まいを実現することができます。
1.土地を広くしすぎない
土地を広くすればするほど、
外構工事の範囲が増え、
その分費用も高くなります。
新たに土地を購入する場合や、
田んぼや畑を造成する場合も、
できるだけコンパクトな土地を選ぶことが重要です。
しかし、実際に土地を探し始めると、
更地の状態では狭く感じてしまい、
つい広めの土地を選びたくなります。
その結果、外構工事の工事面積が広がり、
想定以上のコストが発生することになります。
例えば、駐車場やアプローチの舗装、
庭の整備など、
広い土地では施工範囲が大きくなり、
それに伴って材料費や施工費も増えてしまいます。
そのため、家族のライフスタイルに
必要なスペースをしっかり考慮し、
最適な土地の広さを選ぶことが重要です。
2.土地に合わせて家を建てる
土地の広さに対して余白を作りすぎると、
その分外構工事の範囲が広がり、
コストが増加します。
例えば、60坪の土地があれば
平屋を建てるのに十分な広さですが、
多くの人が当たり前のように、
総二階建ての家を選ぼうとします。
仮に30坪の平屋を建てれば、
残りの30坪分の外構工事だけで済みます。
しかし、15坪×2階の総二階建てを建てた場合、
さらに15坪分の外構工事が追加で必要になります。
つまり、土地を有効活用せずに
余白を持たせすぎると、
その分無駄な外構費用が発生するのです。
「家のコストを抑えるために総二階建てにする」という人も多いですが、
外構工事の費用が増えて総予算が増えてしまっては本末転倒です。
土地の広さや形状に適した家の設計を考えることで、
外構工事のコストを最小限に抑えることができます。
3.家と外構をセットで考える
家のデザインや間取りによって、
必要な外構工事の内容が変わります。
例えば、シンプルノートの家はデザイン性が高く、
庭に装飾を施さなくても美しく見えます。
また、防犯性やプライバシー性にも
配慮された設計になっているため、
高い塀や目隠しフェンス、植栽などが不要です。
一方で、建物単体でデザインが完結していない場合、
外構に装飾を加えたくなったり、
プライバシーを確保するために
追加の塀やフェンスが必要になったりします。
そうなると、外構工事のコストが
2倍、場合によっては3〜4倍に膨れ上がることもあります。
そのため、家を設計する段階で
外構までセットで考え、
無駄な装飾や工事が不要なデザインを採用することが、
コストを抑える鍵となります。
まとめ:コストを抑えつつ理想の住まいを実現するために
これから家を建てる方は、
以下の3つのポイントを押さえて計画を進めることで、
外構工事のコストを抑えながら理想の住まいを実現できます。
1.土地は広くしすぎない
─ 土地が広いとその分外構工事の範囲が増え、コストがかさむ。
2.土地に合わせて家を建てる
─ 無駄な余白を作らず、適切な建物配置を考えることで外構工事費を削減。
3.家と外構をセットで考える
─ 建物のデザインや配置を工夫し、追加の装飾や外構工事を最小限に抑える。
家づくりは建物だけでなく、
外構まで含めてトータルで考えることが大切です。
計画段階から外構のコストを意識し、
バランスの取れた設計をすることで、
予算オーバーを防ぎながら快適な暮らしを実現しましょう。
オンラインでお気軽にご連絡ください。
では、また。