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日当たりの悪い土地で成功する家づくりのポイント

2025.1.17
お金・設計・仕様

「南向きの土地は日当たりが良く人気がある」

というのは、常識として常に語られることですよね。

一方、北向きの土地は「明るさにかける」とされているため、

選ばれにくいと言われることが多いようです。

こんにちは。シンプルノート熱田/一宮スタジオ 堀内です。

これは、土地の南側に

すでに別の家が建っていたり、

将来建ってしまうことで、

太陽の光がさえぎられるからです。

 

特に分譲地では、南側だけではなく

東西側も他の家に囲まれる場合、

さらに日当たりを懸念しますよね。

そのため、通常、日当たりの悪い土地は

価格が安くても選ばれにくいのが現状です。

しかし、そんな土地では、

本当に明るい家を建てることは難しいのでしょうか?

 

一般的な家づくりの考え方の場合

 

北側に道路が接している場合は、

もちろん駐車場は道路側の北側につくるでしょうし

それによって土地の南側に寄せて家を建てることになるでしょう。

 

さらに、一番南側にリビングを配置し、

その南面に大きな窓をつくるような間取りにすることが

一般的に考えられる家づくりかと思われます。

 

でも、それだと隣の家との距離が充分に取れないので

光が入らないうす暗い家になってしまうことでしょう。

 

またそのうす暗さを他の窓で補おうとして

東や西にも大きな窓をたくさんつくるでしょうが、

(東や西にももちろん家は建っているので)

今度は周囲からの視線が気になるようになります。

結果、カーテンをずっと閉めっぱなしにしてしまい、

光を遮断してしまうことになるのです。

 

つまり、従来の固定概念にしばられた

ごくごく「当たり前」の家を建ててしまうと、

非常に住み心地の悪い家になってしまうわけです。

 

このような住宅が密集している土地、

日当たりが悪そうな土地で家を建てる場合は、

光の採り入れ方を工夫しなければいけません。

 

 

新しい見方で明るい家づくり

 

例え北向きの土地でも、発想の転換と

光の取り込み方法を考えることで、

明るい家を建てることができます。

 

まず、きっと多くの方が、

どんな向きや形の土地であろうとも、

敷地の一番南側にリビングを配置しようとしますが、

この固定概念をちょっと横においてみて

リビングを一番北側に配置してみるという

柔軟な選択肢を持ってみると、

見違えるぐらい格段に明るさが増すことになります。

 

なぜなら、この場合、

リビングの南となる家の真ん中に外をつくり、

そこから太陽の光をたっぷり採り込むことができるからです。

 

家の真ん中で、光を採る空間をつくれば、

南、東、西、に建っている隣家から、

ずいぶんと距離を取ることが出来るようになり、

どの方向からも、

たっぷりと太陽の光が入ってくることになります。

 

また、その空間からは、

直射光だけでなく、

外壁に反射した間接的な光までもが、

家の中に入ってくることになります。

 

そして、その結果、

一日中電気をつけなくても、

自然の光だけで明るい家が出来上がります。

 

おまけに、周囲からの視線も気にならないため、

居心地も抜群にいいし、

外や空を家の中から眺めることが出来るので、

とっても贅沢な気分も味わえるし、

間取りも分かりにくくなるため、

防犯性も格段にアップすることになりますしね。

 

固定概念に縛られずに

家づくりをすることが出来るようになれば、

土地が持つ条件に家が左右されなくなるため、

わざわざ、高額なお金を出して

日当たりが良く人気のある値段の高い土地を、

購入する必要がなくなるだけじゃなく、

逆に売れ残りがちな日当たりが悪い土地を

より安く購入出来るかもしれません。

 

土地の日当たりと家の明るさは

比例するわけではないし、

土地に必要以上にお金を出すのは、

もったいないことですから

土地を探す時には、

南道路や日当たりが良い土地に

こだわらないようにしていただければと思います。

 

 

モデルハウスを体感してみませんか?

 

これまでの説明を聞いて、

「本当に日当たりが悪くても明るい家が建てられるの?」と

不安に思われる方もいるかもしれません。

そんな方には、実際に「日当たりが悪い」とされる土地に

建てられたモデルハウスをご見学いただくことをおすすめします。

「日当たりの悪さ」の問題をクリアに解決した、

進化した家作りを目撃することで、

日当たりを理由に「採用しない」と

決めつけた土地の見方も変わるかもしれません。

家作りの新しい視点を、ぜひ体感してみてください!

 

では、また。

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