年末年始、帰省したら親御さんに伝えてほしいこと
2024.12.23暮らしを考える
こんにちは、三協建設の堀内です。
年末年始、実家に帰省する方も多い季節ですね。
久しぶりの家族との時間、
いろんな話をされると思いますが、
この機会にぜひ親御さんに
お伝えいただきたいことがあります。
それは「お家の寒さ対策」についてです。
冬に気を付けたい健康リスク
厚生労働省のデータによると、
12~2月の冬の時期は
死亡率が高まる傾向があるそうです。
その原因のひとつが「寒さ」による健康リスクです。
寒いと体にどんな影響があるのでしょうか?
例えば、次のようなリスクが挙げられます:
・血圧の上昇:高血圧性疾患や脳卒中のリスクが高まります。
・肺の抵抗力低下:肺炎などの感染症を引き起こす可能性があります。
・血液の濃縮:心筋梗塞などの原因になることもあります。
実は、冬の死亡増加率が低い地域として有名なのは、
意外にも日本最北の「北海道」です。
一方、比較的温暖な地域の方が
この時期の死亡増加率が高い傾向にあるのです。
北海道の寒さ対策に学ぶ
北海道では寒さが厳しいため、
高気密・高断熱の住宅が普及し、
24時間暖房が一般的です。
家全体をしっかりと暖める文化が根付いているのです。
この対策が健康リスクを下げる一因と考えられています。
暖かい地域では「我慢できる寒さ」と捉えがちですが、
これが危険なのです。
東海地方に住む私たちも、
改めて「家の暖かさ」について考える必要がありそうですね。
実家の寒さ、大丈夫ですか?
帰省の際、こんなことをチェックしてみてください:
・冬、家の中で温度差がありませんか?
・室内温度が18℃未満になっていませんか?
以前、弊社のお客様から
こんなご相談をいただきました。
「お風呂が寒くて耐えられない」との声で、
お母様が寒さに困っておられたのです。
築100年を超える立派なご実家でしたが、
無断熱のため冬場はとても冷える環境でした。
このような場合、大規模なリフォームで
解決することも可能ですが、手軽にできる工夫もあります。
今すぐできる寒さ対策
大きな工事が難しい場合でも、すぐにできる寒さ対策があります。
例えば:
・オイルヒーターのような
輻射熱で暖めてくれる暖房器具を
脱衣室や廊下、トイレなどに置く。
・家全体の温度差を少なくするよう心がける。
もちろん、暖房費はかかりますが、
それは「健康を守る投資」と考えられます。
あなたの一言が大切
親御さんに話しても、
「まだ大丈夫」「少しの我慢で済む」と
おっしゃるかもしれません。
でも、その我慢が将来の健康リスクに
つながるかもしれません。
暖房費を惜しむことで、
後々の医療費が増えてしまう可能性もあります。
私は、自分の実家でそれを経験しているからこそ
あなたには、子どもの立場で親御さんに伝えてあげてほしいのです。
(詳しくはこちら リフォームで感じた〇〇と家の関係)
親御さんが元気でいることは、
お孫さんにとっても嬉しいこと。
帰省の際にはぜひ、
寒さが健康に与える影響や、
暖かさの大切さを伝えてみてください。
寒さ対策をしっかり行い、
暖かく健康な冬をお過ごしくださいね。
では、また。