「ちょうどいい小さな家」で実現する、背伸びしない暮らし
2024.12.6お金・設計・仕様
家づくりを考えるとき、まず頭をよぎるのは
「予算」の問題ではないでしょうか。
予算を抑えつつ理想の住まいを叶える方法は
いくつもありますが、
その中でも最も効果的で手軽な方法の一つが、
「家の面積を小さくすること」です。
とはいえ、小さい家には
いくつかの課題がつきもの。
これらを解決することで、
暮らしやすさと心地よさを両立した
“ちょうどいい住まい”を実現することができます。
今回は、小さな家を選ぶメリットと、
それを成功させるためのポイントについて詳しく解説します。
こんにちは。シンプルノート熱田/一宮スタジオ 堀内です。
小さな家の定義とその魅力
「小さい家」と聞くと、どれくらいの広さをイメージしますか?
私たちが提案する“ちょうどいい小さな家”は、
およそ25坪〜28坪程度を目安としています。
この広さがあれば、4人家族でも
十分な居住空間と収納スペースを確保することが可能です。
さらに、このサイズ感にすることで
200〜300万円抑えて
同レベルの性能を維持した住まいづくりが出来ると思います。
その分を家具やインテリアに回したり、
家族の趣味に使ったりと、
暮らしの豊かさを広げる選択肢が生まれます。
小さな家づくりで越えるべき2つの壁
1.「小さい」ということへのネガティブな感情
「大きな家=立派な家」という価値観は、
特に地方において根強く残っています。
広い土地や大きな家が
豊かさの象徴とされる文化の中では、
「小さい家」を選ぶことに抵抗を感じる方も多いでしょう。
例えば、周囲から「お金がないから小さな家にしたのでは?」
と思われるのではないかという不安や、
見栄を張りたくなる気持ちは誰にでもあるものです。
しかし、これらは家づくりを考える際に
冷静に向き合うべきポイントでもあります。
本当に大切なのは、他人と比べるのではなく、
自分や家族にとって「ちょうどいい」
と思える暮らしを選ぶこと。
家は家族のためのものであり、
外からの評価のためのものではありません。
その意識を持つだけで、
選択肢がぐっと広がります。
2.設計力の重要性
小さな家を快適にするためには、
設計の工夫が欠かせません。
単に面積を減らすだけでは、
収納が足りなくなったり、
部屋が窮屈に感じられたりして、
暮らしづらい家になってしまいます。
例えば、無駄を省きながらも
視覚的に広がりを感じられる空間設計や、
日々の動線を考慮した間取りが重要です。
また、現時点での暮らしだけでなく、
将来のライフスタイルの変化にも
対応できる柔軟な設計が求められます。
さらに、「〇LDK」という間取りの
固定概念から離れることも重要です。
従来の4LDKや和室・個室を前提とする発想では、
どうしても家の面積が大きくなりがちです。
その代わりに、リビングやダイニングを
家族の生活スタイルに合わせて
フレキシブルに使えるように工夫することで、
面積を抑えつつ快適な空間を作ることが可能になります。
「ちょうどいい」を見つけるために
小さな家には、余白のある暮らしという
大きな魅力があります。
空間や物を必要最小限に抑えることで、
自然と暮らしの優先順位が明確になり、
よりシンプルで豊かな生活が実現できるのです。
また、コストパフォーマンスの高さも見逃せません。
浮いたお金で家族旅行に出かけたり、
趣味を楽しんだりと、人生の他の部分を
充実させることができます。
「家=自分たちのすべて」ではなく、
人生をより楽しむための土台と考えれば、
小さな家はその理想にぴったりと言えるでしょう。
おわりに
「ちょうどいい小さな家」は、
予算やスペースを無理に広げるのではなく、
必要なものを見極め、
本当に大切な暮らしを叶えるための選択肢です。
この2つの壁を乗り越えれば、
コスト面でも、暮らしやすさの面でも、
満足のいく家づくりに近づけるはずです。
背伸びせず、今も将来も無理なく快適に暮らせる
“ちょうどいい住まい”を一緒に目指しましょう。
まずはあなたにとっての
「ちょうどいい」を見つけるところから始めてみませんか?
オンライン相談会でお待ちしております
では、また。