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マジョリティが正しいとは限らない家づくり~土地に合わせた間取りの重要性~

2024.12.2
お金・設計・仕様

家づくりを考え始めたとき、

多くの方が気になるのは「予算」と「土地」です。

しかし、実際に家づくりを進めていくと、

当初考えていたよりも予算が厳しい現実に

直面することが多いものです。

この現実を踏まえて、

家づくりのスタート地点である予算設定を

慎重に行うことが非常に重要です。

 

さらに、限られた予算の中で

理想の住まいを実現するためには、

「土地選び」と「間取りづくり」の考え方を見直し、

大多数(マジョリティ)とは逆の視点を持つことが求められます。

こんにちは。シンプルノート熱田/一宮スタジオ 堀内です。

 

土地選びの「多数派」と「少数派」

 

例えば、多くの人は次のような条件で土地を選びがちです。

 

・新しく造成された分譲地であること

・南向きで日当たりが良いこと

・形が良い土地であること

・必要以上に広い土地を選ぶこと

 

これらは一見理想的な条件に見えますが、

実際にはこれらの条件を満たす土地は

予算を大きく押し上げる要因となります。

加えて、土地が広くなればなるほど、

外構工事や維持費も高額になりがちです。

 

少数派の視点で土地を選ぶ

 

土地予算を抑えるためには、

以下のような少数派の考え方を取り入れることが有効です。

 

・南向き以外の土地も検討する

・不規則な形状の土地も視野に入れる

・必要最低限の広さを確保する

 

日当たりの良さが必ずしも家の明るさを保証しない理由

 

「南向きの土地=家の中が明るい」

というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。

しかし、実際には南向きの土地に家を建てても、

そのポテンシャルを十分に活かせていないケースも少なくありません。

 

たとえば、多くの家庭ではプライバシーを守るため、

カーテンを閉めっぱなしにしていることがよくあります。

その結果、南向きの大きな窓からの日差しが遮られ、

家の奥まで光が届かなくなります。

場合によっては、シャッターまで閉め切ってしまい、

南向きであることのメリットがほとんど活かされないことも。

 

このような状況を防ぐためには、

「土地のメリット」に目を向けるだけでなく、

「土地のデメリット」もしっかりと考慮して

間取りを考える必要があります。

 

土地のデメリットを克服する間取り設計

 

どんな土地にもメリットとデメリットが存在します。

南向きの土地であればプライバシーの確保が

課題になることが多く、北向きや変形地であれば

日当たりや使い勝手が問題になることもあります。

 

重要なのは、土地のデメリットを十分に理解したうえで、

それを克服する間取りをプロに提案してもらうことです。

たとえば、以下のような工夫が考えられます。

 

・北向きの土地の場合:窓の配置を工夫し、朝日からの太陽の動きを計算し光を取り入れる

・変形地の場合:家の形や配置を工夫し、デッドスペースを最小限にする

・プライバシーの課題がある場合:外からの視線を遮りつつ明るさを確保する工夫を加える

 

プロに任せる間取りづくりの大切さ

 

家づくりで大切なのは、

「間取りは土地に合わせてつくるもの」という視点です。

そのためには、自分で間取りや広さを

細かく決めるのではなく、

土地の特性や予算に基づいて

プロに提案してもらうことが重要です。

 

資金計画をしっかり行うことで、

土地や家にどれだけの予算をかけられるのかを明確にし、

その範囲内で最適な間取りを考えることができます。

 

また、土地選びの段階で

その土地のメリット・デメリットを理解し、

適切な間取りを設計することで、

住み心地が良く快適な家を実現できます。

 

まとめ:土地に合わせた間取りが鍵

 

理想的な家づくりを実現するためには、

以下のポイントを押さえることが重要です。

 

1.資金計画を最初に行う:予算の上限を明確にする

2.予算内で土地を選ぶ:理想だけでなく、現実的な選択肢を検討する

3.土地のデメリットを理解する:その上で間取りで克服する工夫をする

 

家づくりは、限られた条件の中で

いかに快適な住環境を作るかがポイントです。

 

そのためには、土地のメリットだけを重視するのではなく、

デメリットを活かす柔軟な発想とプロの知見が不可欠です。

間取りは土地に合わせて作る必要があるという考え方を、

ぜひ取り入れてみてください。

 

このような視点を持つことで、

暮らしやすく心地よい住まいが実現できるはずです。

家づくりを始める前に、まずはお気軽にご相談ください。

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では、また。

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