三協建設株式会社

ブログ

blog

人生100年時代に備える、将来を見据えた家づくりとは

2024.11.1
お金・設計・仕様

日本では、いよいよ人生100年時代が現実となり、

定年を迎えてもなお元気に働き続けたり、

趣味や仲間との交流を楽しんだりと、

60代・70代の暮らし方がますます多様化しています。

 

その一方で、「今の家で老後を快適に過ごせるだろうか」

という住まいへの不安も増えています。

若い頃に建てた家が

「広すぎて掃除や管理が負担」

「断熱性能が低く、冬は寒く、夏は暑い」

「段差が多くて将来的に危険」

などの理由で住み替えを検討する方も少なくありません。

 

そんな中、20代・30代の

若い皆さんにも考えていただきたいのは、

「今の自分だけでなく、

将来の自分も住み続けたいと思える家をつくる」

という視点です。

 

今は元気いっぱいでも、いずれは歳を重ね、

生活スタイルや体力が変わります。

特に60代・70代になってからも快適に過ごせる家なら、

人生100年の長いスパンで安心して

暮らし続けることができるでしょう。

こんにちは。三協建設 堀内です。

 

将来を見据えた「生涯対応型の家」を考える

 

現在、家づくりを検討する20代・30代の方の関心事は

「子育てや家事のしやすさ」かもしれません。

家事動線がスムーズで、収納が多く、

ファミリーで快適に過ごせる間取りが人気です。

 

実際に住宅会社でも

子育て世代をターゲットにした家づくりが主流で

「ママが快適に過ごせるキッチン」

「子どもの成長に合わせて部屋が広く使える間取り」などの

コンセプトがよく見られます。

 

しかし、人生はそれぞれのステージによって、

求めるものが変わります。

子育てが一段落すると、

今度は夫婦二人のライフスタイルを考えたり、

健康や体力の変化に合わせた住まい方が重要になります。

その時にも快適に暮らせる家づくりを

考えておくことが、将来の豊かさにつながります。

 

 

どの年代でも暮らしやすい「生涯対応型の家」の特徴とは

 

では、年齢に関係なく、どの年代でも

「住みやすい」「管理しやすい」と感じられる家とは、

どのようなものでしょうか。

具体的な特徴をご紹介します。

 

 

・自然光をふんだんに取り入れた、開放感のある明るい室内

 

年齢を重ねるごとに自然光の

恩恵は大きくなります。

日中は照明に頼らずとも室内が明るく、

家の中で過ごす時間が増える高齢期にも

気分よく過ごせる空間は大切です。

また、明るく開放感のあるリビングは

家族や友人が集まりやすく、

コミュニケーションの場にもなります。

 

 

・効率的な家事動線と、一階で完結する間取り

 

年齢を重ねると、家事が億劫になることもあります。

特に、キッチンから洗濯スペース、

リビングや寝室までが効率的につながる間取りは、

毎日の家事を楽にし、無理なく暮らせるように

工夫されています。

また、段差が少ない設計や、

一階のみで完結する間取りは、

将来的な安全性を高めてくれます。

 

 

・管理が楽で、必要なものがすぐ取り出せる収納スペース

 

若い時期にはたくさんの物を

持っていたくなるものですが、

歳を重ねるにつれて

管理のしやすさが大切になります。

 

クローゼットやキッチン収納が工夫されていると、

整理整頓が楽になり、

ものを減らしても使いやすい住まいが実現します。

どの年代でも使いやすく、

生活をシンプルに保つための収納は、

家づくりに欠かせないポイントです。

 

 

子どもが巣立った後も、暮らしを楽しめる住まいの工夫

 

今、家を建てる際に、

子育て期間に特化した家を選んだ場合、

子どもが巣立った後にはリフォームが必要になったり、

別の住まいに住み替えることが必要になるかもしれません。

しかし、最初から「生涯対応型の家」を選ぶことで、

そうした手間や費用を抑えることができ、

家族の変化に合わせて

使い方を変えながら長く住み続けられるのです。

 

例えば、リビングの一角を趣味のスペースにしたり、

将来的に寝室として使える1階の部屋を用意しておくと、

家族構成や年齢に合わせて

柔軟に暮らし方を変えることができます。

どの世代にも愛される工夫を施しておくと良いでしょう。

 

 

「今も将来も住みたい」と思える家づくりを目指そう

 

人生100年時代の今、

60代や70代の暮らしを見据えて家を建てることは、

若い世代にも非常に大切な視点です。

 

現在の自分が住みやすいだけでなく、

将来の自分や家族も

「ここに住み続けたい」と思える家かどうか。

そんな長期的な視点で考えることで、

家づくりがより充実したものになるでしょう。

 

あなたが今、建てようとしている家は、

 

60代の自分が住み続けたいと思える家でしょうか?

 

家族や友人と長く共にできる、

将来を見据えた家づくりの計画を、ぜひ始めてみてください。

オンラインで相談できる家づくり計画はこちらから

オンライン相談をしている画像

 

では、また。

email資料請求・お問合せはお気軽に