北側道路の土地を購入する際の重要なポイント
2024.10.7お金・設計・仕様
家づくりを進める上で、土地選びは非常に重要です。
特に、北側が道路に面した土地を検討している場合、
いくつかの注意点を押さえておく必要があります。
一般的には「南向きの土地が日当たりが良い」というイメージがありますが、
実際には北側道路に面した土地でも工夫次第で快適な住環境を実現できます。
今日は、20～30代の家づくりを考える方々に向けて、
北側道路の土地に家を建てる際の具体的なポイントや
メリット、デメリットを詳しく解説します。
こんにちは。シンプルノート熱田/一宮スタジオ 堀内です。
北側道路の土地のメリットとは？
まず、北側道路に面した土地には、意外と大きなメリットがあります。
①プライバシーを確保しやすい
南側が道路に面している土地の場合、
リビングや寝室などの主要な部屋が道路に面してしまい、
通行人の視線が気になることがあります。
一方、北側道路の土地では、リビングを道路ではない側に配置できるため、
周囲からの視線を気にせず、プライベート空間を確保しやすくなります。
若いファミリー世代にとっては、このプライバシーの確保は特に重要なポイントです。
②日当たりの確保が可能
「北側道路の土地は日当たりが悪い」と思われがちですが、
敷地が南北に長い場合、設計を工夫することで、
日当たりの良いリビングや中庭を作ることができます。
太陽の動きを計算することで、光を効果的に取り込むことが可能です。
若い世代に人気のある開放感のある暮らしも実現しやすい点が魅力です。
③土地の価格が比較的安い
北側道路に面した土地は、一般的に南側道路に面した土地よりも
価格が抑えられていることが多いです。
限られた予算の中で理想の家を建てたいと考える若い世代にとって、
この価格差は大きなメリットと言えるでしょう。
北側道路の土地に家を建てる際の注意点
一方で、北側道路に面した土地にはいくつかのデメリットや注意点もあります。
①外観が崩れやすい
北側に玄関や窓を配置する場合、
どうしても外観が不揃いになりがちです。
特に、トイレや水回りの窓、給湯器、
換気扇などが正面に配置されると、
見た目がごちゃごちゃしてしまいます。
これに対しては、設計段階で外観のバランスまでを考慮し、
できるだけ不要な部材が正面に出ないように工夫することが必要です。
②汚れやすい北面のケア
北側は太陽が当たりにくいため、湿気が溜まりやすく、
場所によっては、コケや汚れが付きやすくなります。
特に、若い世代にとってはメンテナンスの手間が少ない
デザインを選ぶことが、長期的な住まいの満足度につながります。
③設計の工夫が重要
北側道路の土地では、家の配置や間取りの工夫が非常に重要です。
土地選びの段階で、どんな間取りが可能なのか？を
プロの設計士と相談しながら進めることが重要です。
土地は自分たちだけで選ばずに、
住宅会社と連携して選ぶことがとても大切です。
北側道路に面したSIMPLE NOTEの設計例
あるご夫婦が北側道路に面した土地を選びました。
彼らは、道路面に窓を設けず、日当たりを重視しつつ、
プライバシーを保つデザインを希望しました。
そのため、中庭を取り入れた設計が採用されました。
中庭を中心にしたプランニング
中庭を周辺環境及び太陽の動きを計算した上で配置しました。
これにより、外からの視線を気にすることなく
自然光をふんだんに取り入れることができ、
快適で開放的な生活空間を実現しました。
中庭と小窓を通して風通しもよく、
屋内の各スペースに自然の光と風を取り込めます。
プライバシーを確保した外観デザイン
北側道路に面する玄関は外観に目立たないように配置され、
給湯器や排気口は道路面にこないように配置されました。
これにより、シンプルで無駄のないデザインが維持されています。
北側に大きな窓を設けず、
道路面から見える部分はシンプルな外壁だけが見える
スタイリッシュな仕上がりに。
中庭側には大きな窓を配置し、家全体が自然光で明るく保たれる工夫が施されています。
機能的な動線と間取り
玄関は北側に配置し、キッチンや収納の動線も
シンプルかつ効率的に保たれています。
中庭は家族の憩いのスペースとして機能し、
リビングやダイニングからも常に庭の緑を楽しむことができ、
プライバシーを守りながらも開放感のある暮らしを実現しています。
中庭の活用による快適な住環境
中庭には緑を植え、季節を感じながら過ごせるスペースとして設計。
家族が集まる場所としても、ホームパーティやバーベキューなど、
アウトドアリビングとしての使い道も豊富です。
外部からのプライバシーをしっかり守りながらも、
開放的な暮らしが可能となっています。
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このように、SIMPLE NOTEの設計理念を活かすことで
北側道路に面した土地でも
日当たりとプライバシーの両立が図れる快適な住まいが実現できます。
結論：北側道路の土地も魅力的な選択肢
北側道路に面した土地は、
一見するとデメリットが多いように感じるかもしれませんが、
実際には工夫次第で快適で理想的な住まいを実現できます。
特に、若い世代にとっては、予算を抑えながらもプライバシーを確保し、
日当たりの良い家を建てることができるという大きなメリットがあります。
土地選びの際には、北側道路に面した土地も
一つの選択肢として、設計の工夫をしながら検討してみてはいかがでしょうか。
もちろん、その際には住宅のプロである住宅会社に
どんな間取りが可能なのか？を確認しながら進めてくださいね。
ぜひ、土地探しの段階から、お気軽にご相談ください。
オンライン相談も実施中ですよ！
では、また。
