三協建設株式会社

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平屋の現実(その4)

2024.8.30
お金・設計・仕様

「家の中の温度環境」という点で見ると

昔の家に比べて今のお家は

はるかに【快適】になりました。

「ガラス」も「壁」も

断熱性能が格段にアップしたからです。

 

その上、脱炭素の流れもあって

更に断熱性能の強化が進んでおり、

これから家を手に入れる方は、

暑さ・寒さに関しては

極上のものを手に入れることが出来るわけですが、

「平屋」はさらに、その恩恵を多く受けることができます。

こんにちは。シンプルノート熱田/一宮スタジオ 堀内です。

今回は平屋の快適性について

お伝えしていきたいと思います。

 

まず冒頭でお伝えした恩恵を

平屋の方が多く受けられる理由についてですが、

これは極めて単純で、部屋が上下階に分かれないからです。

つまり、2階建てに比べて空気が循環しやすいからです。

 

とはいえ、ただ家の中の温度環境が優れているだけでは

充分に快適であるとは言えません。

 

快適性を語る上では

プライバシーの担保を外すことが出来ません。

 

例えば、南からの光さえたくさん入れられれば、

明るく快適な家になると思い込んでしまいがちですが、

そのために南向きの土地を買い、

南向きに部屋をたくさんつくり、

南にたくさん大きな窓をつくってしまうと、

一体どのような状況になるのでしょうか。

 

このような間取りは大きな窓を通して

他人から家の中が丸見えになるため、

カーテンなしでは家の中で落ち着いて過ごせません。

結果、当たり前のようにカーテンを閉めっぱなしにすることになります。

 

そして、家の中は当初の計画とは裏腹に

薄暗くなってしまいます。

それどころかキッチンや脱衣室といった

明るくあって欲しい場所が照明なしでは使えないほど

暗い場所になってしまいます。

 

このように、平屋で快適性を高めるためには、

プライバシーが担保された間取りを

つくることが必要不可欠となります。

もちろんこれは2階建てのお家においても

同じことが言えます。

 

ただ、残念ながらこの事実に

建てる前には気づかないことが多いのではないでしょうか。

 

これから家を建てる方は

すでにお家を建てた方の家に一度お邪魔させていただき、

実際暮らしてみてどうなのかと

実際家の中は明るいのかなどを

その目で確かめてから間取りについて

考えていただくことをオススメします。

快適性の鍵は確実にここにあるはずですから。

 

では、また。

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