三協建設株式会社

ブログ

blog

平屋の現実(その3)

2024.8.26
お金・設計・仕様

シリーズにてお伝えしている「平屋の現実」

前回前々回と、建築コストはもちろん

土地コストも外構コストも上げずに

平屋を建てる方法についてお伝えさせていただきました。

 

このように平屋を推す理由は

様々なものについて共通していわれている

【製品の良さを語る上で欠かせない

「安全・快適・便利」の3要素】が

そろっているという点が挙げられます。

 

今回からは、この3つの要素についての

具体的な説明をしていきたいと思います。

 

言われてみれば

ごく当たり前なことばかりかとは思いますが、

言われるまで案外気づかないことでもあるので、

引き続きお付き合いいただけると幸いです。

こんにちは。シンプルノート熱田/一宮スタジオ 堀内です。

まず「安全」ということから

お伝えしていこうと思うのですが、

これは大きく分けると

「耐震」と「防犯」という2つの要素があります。

 

「耐震」に関しては、

2階建てに比べて平屋が強いのは

「言わずもがな」ではないでしょうか。

 

地震が起こった時も

2階建てより揺れを感じにくいし、

トラックやバスといった

大型車が家の前を通った時も

2階建てのように揺れを感じないし、

台風時に強烈な風を受けたとしても

2階建てのように揺れを感じませんからね。

 

理由は、平屋は重心が低く構造が安定しているから。

2階建てのように上からの荷重が大きくないから。

かつ、2階建てのように

壁のバランスが「ちぐはぐ」になりにくいからです。

 

というのも、2階建てのお家は

2階に細かく部屋をつくるのに対し、

2階を支える1階には大空間のLDKをつくるため、

上下階の壁量バランスが悪くなりやすい上、

充分な採光を確保したいLDKには大きな窓を設置するため、

さらに2階を支える壁が減ってしまうからです。

 

かつ、採光を確保した南面に大きな窓をたくさんつくる反面、

冷気の侵入を防ぎたい北面には窓をほとんどつけないため、

壁のバランスもより「ちぐはぐ」になりやすいですしね。

 

こういった耐震を悪くしてしまう要素が

2階建てに比べて少ない平屋は、

そもそも構造的に優れているわけですが、

これは大きな地震の時に

家族や自分の命を守るだけでなく、

他にもメリットをもたらしてくれます。

 

大型車両の通行や強風を原因とする

日常的な振動をほぼ感じることがなく、

耐震性が劣化しにくいというのも

平屋ならでは、の特徴ではないでしょうか。

 

つまり、高い耐震性が継続してくれるため

必然的に耐久性も高くなるというわけですね。

 

そして安全性を語る上で

もう1つ大切な要素が「防犯の高さ」です。

とりわけ平屋となると

2階建て以上に神経質になるべきところが

この防犯性だと思うのですが、

これを実現するためには

自分たち以外の人に間取りを判別されない家にすることが

最良の手段ではないでしょうか。

 

窓の形を見ただけで間取りが分かってしまうとか、

電気がついているかいないかで

どこにいるかが分かってしまうとなると、

決して防犯性が高いとは言えないし、

その対策として警備会社のシステムをつけるという選択もありますが、

これも余分なコストが必要になってくるし、

塀や目隠しなどによって防犯性を高めるという方法も

その効果に見合わないぐらい

莫大なコストだけがかかるだけですからね。

 

そのため、シンプルノートでは

窓の形を見ただけで間取りが分からない家を

提案させていただくようにしているし、

どの部屋の電気がついているのかも

外からは分からないようになっています。

 

結果、警備会社のシステムの設置や、

塀や目隠しといった無駄にコストが上がる工事も

不要となってきます。

その上、家の外観もスッキリし、お洒落なお家になります。

 

これがシンプルノートが高い安全性を実現するために

設計で配慮しているポイントですね。

 

では「安全」についての説明はここまでにして、

次回は「快適」についてお伝えしていきたいと思います。

 

では、また。

email資料請求・お問合せはお気軽に