頭金と住宅ローン
2024.2.19お金・設計・仕様
家を建てるにあたり
仮にあなたが頭金として500万円準備出来るとしたら
あなたはその500万円をそのまま頭金として使いますか?
私だったら、その資金は頭金として使うのではなく、
全額積立投資に回します。
その理由は、
現在の住宅ローン金利、
変動0.3%〜0.8%
固定1.0%〜1.4%に対して、
積立投資の利回りは
6%〜8%ほどあると
過去150年の歴史の中で実証されているからです。
個人的には、これまで投資というものに縁がなかった方も
家づくりをきっかけに、まず知るところから始めて欲しいと思っています。
こんにちは。シンプルノート熱田/一宮スタジオ 堀内です。
今年からNISA制度が変わり
新NISAと呼ばれる制度となりました。
今回は、この500万円を
この新NISA制度を利用して運用した場合について
お伝えしていきたいと思います。
昨年までは「つみたてNISA」と呼ばれていた
長期積立分散投資に適した一定の投資信託が対象の枠は
昨年までの800万円から1800万円まで大きく広がりました。
そして、これまではあった20年という期間の縛りもなくなりました。
ですので、現在のあなたの年齢も踏まえて
何年をかけて上限いっぱいまで積み立てていくかを
考えていただく必要があります。
仮に、あなたの年齢が35歳だとして
65歳まで積み立てていくとしたら30年かけて
コツコツと積み立てていくことになるので、
1800万円÷30年÷12ヶ月=毎月5万円ずつ
今後ずっと積み立てていくという感じですね。
前述の頭金にする予定だった手元資金500万円を
30年にわたって分散しながら
(500万円÷30年÷12ヶ月=13,888円)
残り36,112円(50,000円-13,888円)を
もし、家計に余裕があるなら、収入の中から積み立ててもいいでしょうし、
それが厳しそうなら子どもたちが巣立つまでの間は、
手元資金500万円から出す比率を高くするのもよいかもしれません。
あるいは、家を建てることを機に、
生命保険などを見直すことによって
積み立て資金を捻出していただくのもいいと思います。
では仮に、今後30年間で1800万円という枠を
全て使い切るとして、毎年6%ずつお金が増えていくとしたら
一体どうなるのでしょうか?
なんと1800万円の元本が
4977万円にまで増えることになります。
子どもたちに最もお金がかかる20年後でも、
1200万円の元本が2301万円にまで増えている計算になりますね。
もちろん、あくまで計算上の話ではありますが、
これを知っているかどうか、
そしてこれを実行しているかどうかで
未来に大きな差が生まれるのは
火を見るより明らかなことなのではないでしょうか。
今回は、分かりやすい例を用いて
ご説明させていただきましたが、
これだけではなく、他の方法もたくさんありますので
ご希望の方には、詳しくご説明させていただいております。
まずは、あなた自身がある程度お金の知識をつけてから
家づくりを行っていただければと思います。
では、また。